LINEMOはスマホだけでなく、iPad・タブレットにも対応しています。
ただし端末の種類によっては使えない可能性もあるため注意が必要です。
本記事では、LINEMOをiPad・タブレットで使う方法と手順、注意点を解説します。
【結論】LINEMOでiPadは使えるがタブレットは使えない可能性あり
最初に結論を言うとLINEMOは動作確認済みのiPadやタブレットには対応していますが、その他のタブレットでは利用できない場合があります。
LINEMOの公式サイトによると、動作確認端末にiPadはありますが、タブレットはほとんど書かれていないためです。
確認ができていないだけなので、全く使えないわけではなく、ソフトバンクのLTE回線に対応していれば使える可能性が高いです。
ただ絶対使える保証はないため、LINEMOで使う端末を今から購入する人はiPadを選ぶことをおすすめします。
LINEMOのiPad・タブレット動作確認端末
LINEMOで、動作確認が取れている端末は以下のとおりです。
iPad | iPad (第5~第10世代) iPad Air(第3~第5世代) iPad mini(第5~第6世代) iPad mini 4 iPad Pro 12.9インチ(第1~第6世代) iPad Pro 11インチ(第1~第4世代) iPad Pro 10.5インチ(第1世代) iPad Pro 9.7インチ(第1世代) |
タブレット | dtab Compact |
LINEMOでiPadは問題なく使うことができますが、タブレットはドコモで販売されたdtab Compactしか確認が取れていません。
そのため、他のタブレット端末を使いたい人は自己責任となります。
つまり、大丈夫な可能性は高いけど、LINEMO側で保障できないという事です。
LINEMOは新規手数料や解除料がかからないため、試しに契約してみるのも良いかもしれません。
たとえば申し込んで1ヵ月でやめても契約縛りがないので解約金もありません。
初期費用もかからないのでお手持ちのタブレットに実際に接続して試してみるのがおすすめです。
iPadの場合Wi-Fi+セルラーモデルが必要
iPadには「Wi-Fiモデル」「Wi-Fi+セルラーモデル」の2種類がありますが、LINEMOで使いたい場合、「Wi-Fi+セルラーモデル」を用意する必要があります。
Wi-Fiモデルでは、LINEMOで使うことができないので注意してください。
携帯会社で購入した端末は一部SIMロック解除が必要
ドコモ・au・ソフトバンクの携帯会社で購入した端末の場合、SIMロックがかかっている場合があります。
その場合はLINEMOで使うことができないため、申し込み前に解除の手続きが必要です。
お使いの端末にSIMロックかかっているかどうかは、以下の手順で確認できます。
SIMロックの確認方法
- iPad…設定→一般→SIMロック
- タブレット…設定→デバイス情報→SIMカードステータス
ただしタブレットでは、SIMロックの状況が見られない端末もあります。その場合は購入した携帯会社のショップでご確認ください。
SIMロック解除は店頭や電話で手続きすると、3,300円(税込)の手数料が発生するため、できるだけマイページからの解除をおすすめします。
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用プランのためソフトバンクからの乗換えは簡単になっています。
LINEMOでiPadやタブレットを利用するメリット
LINEMOは、高品質なソフトバンク回線が格安で使えるため、iPad・タブレット用としてもおすすめです。
格安SIMとは違い、ソフトバンク回線そのものなので4Gはもちろん5Gにも対応。
通信回線はキャリア回線クオリティで高速です。
LINEMOの料金プランは、以下の2つがあります。
プラン名 | 料金(税込) |
ミニプラン | 990円 |
スマホプラン | 2,728円 |
料金内に「LINEギガフリー」が付帯するため、LINEトークやビデオ通話が通信料無料で使い放題となります。
離れて暮らす家族・友人とiPadやタブレットを使ってLINEのビデオ通話で話したい人も、LINEMOなら安心して楽しめます。
新規手数料・解除料が無料
LINEMOは新規手数料・解除料は一切かかりません。
高額の解除料が発生する心配がなく、気軽に申し込みできるのは嬉しい点でしょう。
「仕事のため1年間だけ利用したい」と言った単発の需要にも、LINEMOなら対応できます。
前述のとおり、動作確認済み端末にご自身が利用中のタブレットがない場合でも気軽に契約して試すことができます。
テザリングも追加料金無し・手続き不要
LINEMOはテザリングも追加料金無し、手続き不要で、いつでも自由に利用できます。
外出先でパソコンやゲーム機を使う際、iPad・タブレットからすぐにテザリング可能。
契約しているデータ容量の範囲内であれば速度制限がないため、一気にたくさん使いたい人も安心です。
なお毎月の決められたデータ容量を使い切った場合、ミニプランは300kbps、スマホプランは1Mbpsの制限がかかります。
ミニプランの通信制限後の300kbpsは、メールやSNSなどはOK、ウェブサイト閲覧も何とか可能な通信速度。スマホプランの通信制限後の速度、1Mbpsなら、さらにYouTubeを標準なら可能です。
LINEMOをiPad・タブレットで使う3つの注意点
LINEMOはiPad・タブレットで使う際は、以下の3つに注意しましょう。
1、シェアプランが無い
LINEMOでは、決まった容量を分け合って使う「シェアプラン」の提供はありません。
自分のスマホからデータ容量を分けることはできないため、それぞれ回線契約が必要です。
自分のスマホとデータ容量を分け合いたい人は、シェアプランがあるahamoを検討してみましょう。
たまにしかiPad・タブレットを使わない場合、自分のスマホからテザリングする方法もあります。
2、通話は使えない
LINEMOではデータ専用SIMが無く、通話付きのプランのみとなります。
ですがほとんどのタブレット・iPadには通話の機能がないため、付帯する電話番号は基本的に使うことができません。
iPad・タブレットでは電話番号を使った通話はできませんが、インターネット回線を使った音声通話・ビデオ通話なら利用できます。
LINEMOなら「LINEギガフリー」が付いていすため、LINEアプリからの音声通話・ビデオ通話が無料で使い放題です。
通信料無料ではないですが、Sky PhoneやFaceTimeなども使えるので、必要な人はアプリをダウンロードしておきましょう。
端末は自分で用意する必要がある
LINEMOはスマホやiPhoneを始め、iPad・タブレットなどの端末を販売していません。
そのため、端末は自分で用意する必要があります。
お手持ちの端末を利用するか、ネットや家電量販店などでSIMフリーのiPad・タブレットを購入しましょう。
LINEMOをiPad・タブレットで使う手順
LINEMOをiPad・タブレットで使う手順は、iPhone・スマホでLINEMOを契約する方法とほぼ同じです。
具体的には、以下の手順となります。
LINEMOを使う流れ
- LINEMO公式サイトから申し込み
- SIMカードとeSIM どちらか選択
- 料金プランや契約者情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- SIMカードが自宅に届く(またはeSIM の登録メールが届く)
- 端末の初期設定を済ませる
申し込み完了後審査を受け、開通したらeSIMの初期設定をするか、送られてきたSIMカードを挿入して初期設定をします。
その時にOSのバーションが古いとSIMを認識しない場合がるので、事前にWi-Fi環境などを利用してアップデートを済ませておきましょう。
なお、LINEMOはeSIMにも対応していますが、eSIM対応端末がないと利用できません。
少し前に発売された端末などはeSIMに対応していない場合があるので、使いたい人は注意が必要です。
LINEMOより安くてiPad・タブレットで使える携帯会社
iPadやタブレットで使いたい場合、LINEMOのほかにも最適な携帯会社はあります。
LINEMOより安いプランもあるので、ぜひ参考にしてください。
mineo
mineoはデータSIMやシェアプランに対応しており、iPad・タブレットをサブ端末に使いたい人に最適です。
料金は1GB~20GBまで幅広く4種類のプランがあります。
データ容量 | 通話SIM | データSIM |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
※料金は全て税込
データSIMなら5GBで1,265円(税込)なので、LINEMOに比べると少し割安に使えます。
スマホとiPadでSIMを2枚持っておけば、どちらかが足りなくなった時にデータシェアが可能です。
容量が足りなくなったら会員同時でパケットを分け合えるなど、独自のサービスも充実しています。
povo2.0
povo2.0はauが提供しており、必要な時に使いたい分だけデータ容量(トッピング)を購入して使う、新感覚の格安プランです。
毎月決まったデータ容量が使える仕様ではないため、「数ヶ月に1回だけ使いたい」という時も柔軟に対応できます。
トッピングを購入しなければ料金が発生せず、無料で回線を保有可能です。ただし180日間何も購入がないと、回線を強制解除される場合があるため注意しましょう。
povo2.0の主なトッピング料金は、以下のとおりです。
povo2.0のトッピング
1GB…390円(7日間)
3GB…990円(30日間)
20GB…2,700円(30日間)
60GB…6,490円(90日間)
150GB…12,980円(180日間)
データ使い放題…330円(24時間)
動作確認端末を確認したところiPadはありましたが、タブレットが書かれていませんでした。
ですがpovoの公式コラムにタブレットが使えることが書かれているため、使える可能性は高いと考えられます。
毎月決まった容量が必要ない人は、povo2.0を検討しましょう。
LINEMOをiPad・タブレットで使う時のよくある質問
最後に、LINEMOをiPad・タブレットで使う時のよくある質問を紹介します。
LINEMOはタブレットで使えないの?
LINEMOの動作確認端末にはタブレットが書かれていませんが、ソフトバンクのLTE回線に対応していれば使える可能性はあります。
ただし自己責任となるため、今から購入するのであればiPadの方がおすすめです。
LINEMOでタブレットを使ってビデオ通話はできる?
LINEMOは、タブレットを使ってビデオ通話も可能です。
LINEトークやLINE通話、ビデオ通話は通信料が発生しないので、何時間でも好きなだけ使い放題となります。
LINEMOでiPadを使うと、電話番号はどうなる?
iPadは電話の機能が無いため、LINEMOで割り振られた電話番号は基本的に使えません。
一部のタブレットは電話番号を使った通話ができる場合があるので、必要な人は検討してみましょう。
【まとめ】LINEMOでiPad・タブレットを利用する
今回はLINEMOでipad、タブレットを利用する場合についてでした。
LINEMOは通信品質が安定しており、毎月のデータ容量内ならテザリングも格安で使えます。
ただし動作確認できているのはiPadのみとなり、データSIMやシェアプランも利用できない点に注意が必要です。
デメリットを確認した上で、LINEMOが自分に合うと感じた方はぜひこの機会に利用してくださいね。