WiMAXの月額料金は契約するプロバイダによって大きく異なります。
多くのプロバイダがキャンペーンを行っており熾烈な競争をしているからです。
今回はWiMAXプロバイダの月額料金を徹底的に比較し、最もおすすめなのをチョイスします!
WiMAXプロバイダのキャンペーン適応後の実質料金を比較!
プロバイダ選びで重要なのは、キャンペーンを適応した後の、実質的な月額料金です。
以下、比較表にしてみました。契約プランは「ギガ放題(使い放題)」の場合です。
※画面の幅が小さい場合、表は横にスクロール可能です。
プラン名 | 月額実質 (税込) | キャンペーン |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 3829円 | 3万円前後キャッシュバック |
DTI WiMAX | 3870円 | 2ヵ月無料 |
カシモwimax | 3903円 | |
Broad WiMAX | 3931円 | 初期費用18857円割引 |
ASAHIネット | 4033円 | |
BIGLOBE WiMAX | 4378円 +端末代 4120円 (キャッシュバック適応価格) | 17000円キャッシュバック |
hiho | 4429円 | |
UQWiMAX | 4818円 ※端末代月賦含む |
実質月額料金で1位に輝いたのはGMOとくとくBB。
数あるプロバイダの中で最もコストパフォーマンスが高く、月額税込3829円で無制限WiMAXを利用することが可能です。
次にDTI WiMAX、カシモWiMAXと続きます。
これら上位のプロバイダは、最下位のUQ WiMAXと月額1000円近くも差が開いています。
WiMAX回線の品質は選ぶプロバイダによる差はない
WiMAX回線は、通信クオリティにプロバイダ間の差はありません。
通信エリアや通信速度などはどのプロバイダを選んでも共通です。
CM等で有名なUQが最下位になりましたが、そもそもUQは他プロバイダと別モノである事を知っておきましょう。
料金比較では単純な「安さ」に惑わされるな!
プロバイダ間で性能の差はないので、WiMAXプロバイダ選びで重要なのは、
- キャンペーンとその利用条件を確認すること
- 契約期間の縛りと解約違約金の存在を確認すること
この二点でに絞られます。
1、キャンペーンと利用条件の確認
プロバイダの中には、契約者に対するキャッシュバックキャンペーンを行っているところや、特定の条件を満たすと正規の料金からさらに割り引くキャンペーンを行っているところがあります。
これらのキャンペーンを利用すると、正規料金よりも大幅に安くなるので、ユーザーに大きなメリットがあります。
その際重要なのは、どういった場合にキャンペーンが適応されるのかをチェックする事です。
2、契約期間の縛り
WiMAXプロバイダ契約には必ず最低利用期間が設定されています。
多くは年単位であり、期間途中で解約すると多額の解約違約金が発生することもあります。
異動や転勤などの環境の変化に伴いポケット型WiFiが不要になった場合、契約縛りが思わぬ負担となる可能性があります。
契約年数、解約金を比較。解約しやすいWiMAXプロバイダは?
では、実際にWiMAXプロバイダの解約金と契約年数を比較してみましょう。
【WiMAXプロバイダの契約年数・解約金比較表】
プラン名 | 契約年数 | 解約金(税込) |
---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 1年 | 1年目以内 1100円 2年目以降 0円 |
UQWiMAX | 2年 | 更新月(満了月を入れた3ヵ月間)以外の解約 1100円 |
GMOとくとくBB | 3年 | 12カ月以内 20900円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 |
Broad WiMAX | 12カ月以内 20900円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 | |
カシモwimax | 3年 | 0ヵ月~12ヵ月目 20900円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 |
DTI WiMAX | 3年 | 12カ月以内 29000円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 |
So-net モバイル WiMAX | 3年 | 12カ月以内 20900円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 |
ASAHIネット | 3年 | 12カ月以内 20900円 13ヵ月目~24ヵ月目 15400円 25ヵ月目以降 10450円 更新月 0円 |
hiho | 最大42680円 毎月減少し37か月目(更新月)に0円 以降、契約更新月以外の解約 10450円 |
契約期間と解約違約金に関しては、Biglobe WiMAXが最も手軽にやめられるプロバイダとなります。
契約期間は1年と短く、しかも契約期間を過ぎればいつでも0円で解約できるというのは魅力的。
ユーザーの心理的な負担はかなり軽減されます。
UQWiMAXは縛りが2年ですが、こちらも解約違約金が1100円と少額なので気軽に解約することが出来ます。
表にあるそれ以外のプロバイダの違約金は高額。
違約金が必要になるため、契約に慎重にならざるを得ません。
特に最も違約金が高いhi-hoは1年目で解約すると3万円以上の違約金負担が求められます。
料金の安さをとるか契約縛りの短さをとるか?
一般的にWiMAXプロバイダの契約の長さと料金の安さはトレードオフの関係です。
短期契約 | 長期契約 | |
月額料金 | 高い | 安い |
違約金 | 安い | 高い |
やめやすさ | やめやすい | やめにくい |
例えば、WiMAXの中で月額が安いGMOとくとくBBの場合、その恩恵を最大限に受けるには2つの手続きを忘れずにやる必要があります。
キャッシュバックの受け取り手続き
11ヶ月目にGMOからキャッシュバックの案内メールが届きます。
メールアドレスはGMOで新規に作るアドレスなので忘れないようにする必要があります。
参考GMOとくとくBBのキャッシュバックを確実に受け取る全手順
やめるのは必ず契約更新月
このように契約更新月でやめないと解約金がかかります。
更新月をしっかり知っておきましょう。
正直すこしズボラな方にはGMOとくとくBBはおすすめしません。
なぜなら、この二つを守れないと結果として割高だからです。
【徹底比較の結果】のおすすめWiMAXプロバイダ3選
カシモWiMAX
煩雑なキャッシュバック手続きがなくシンプルに安いので人気なのがカシモWiMAX。
月額3903円という格安な料金は何年使っても変わりません(契約更新を機に値上がりする所もある)。
長く、そして手間をかけずに安くWiMAXを利用したい方におすすめのプロバイダです。
GMOとくとくBB
キャッシュバックキャンペーンにより月額料金が3829円程度(税込)になるWiMAXプロバイダ。
ここより安いところはないでしょう。
2020年のオリコン顧客満足度ランキングでは51社中1位の実力を誇ります。
3年契約ですが、長期契約が不安な方のために最初の20日の間は違約金なしでキャンセルできる制度があります。
キャンセルできる条件は、ピンポイントエリア判定で〇だった場合なのでエリアチェックは必ずしましょう。
BIGLOBE WiMAX
BIGLOBE WiMAXは一年契約でやめやすいのが魅力。
サービス開始の翌月には17000円のキャッシュバックがあり、端末代21120円が4120円になります。
GMOとくとくBBと比べると高くみえますが、そもそもWiMAX回線は安いので月4378円でほぼ無制限、高速の回線を使えるのはお得と言えます。
1年目の途中でやめた時のみ解約金が1100円かかりますが、それ以降はいつやめても解約金なしでやめられます。
更新月などもないので気楽にやめられるのが魅力です。
テレワークやオンライン授業などでの短期利用の方や、更新月を覚えている自信がない方におすすめです。
参考【オンライン授業のポケット型WiFi】選んで失敗しない為の必須知識
UQ WiMAXは別格!他プロバイダと同列に比較できない理由とは?
UQ WiMAXは冒頭のWiMAXの実質料金比較でもっとも高いという結果になりました。
知名度抜群のUQですが、比較した他社と性質が異なる存在です。
UQはWiMAX回線を管理している会社であり、様々なプロバイダはその回線を利用しているのです。
WiMAX回線を保有している総元締めですが、プロバイダの方が様々なキャンペーンを打っており安いのが現状です。
その理由は多数販売した所にはインセンティブが支払われるため安く提供できるとも言われています。
参考【WiMAXの5Gプラン】速度、料金を比較した結果おすすめなのはここだ
WiMAXプロバイダ比較のまとめ
実質料金の比較ではGMOとくとくBBがやはり安いです。
GMOとくとくBBは
- 長く使いたい方
- 更新月やキャッシュバックのメールが来る月を覚えていれらる方
におすすめです。
キャッシュバックのもらい忘れというケースが結構あるからです。
また更新月以外にやめると違約金がかかるので注意が必要です。
BIGLOBE WiMAXは
- 短期で使いたい方
- 更新月など面倒なことは嫌いな方
におすすめです。
1年契約なのに1年以内にやめても1100円とかなり自由がききます。