インターネットでahamoのことを調べると「ahamoはやめとけ」という意見を目にすることがあります。
確かにahamoにはデメリットがいくつかあり、人によってはahamoの利用を避けたほうが良いのも事実です。
しかし、ahamoはデメリットばかりではなくメリットも多くあります。
本記事では「ahamoはやめとけ」と言われている理由と、デメリットだけではないahamoの優れたメリットを詳しく解説します。
ahamoに乗り換えるかどうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
ahamoはやめとけと言われる9つの理由
ネット上でahamoはやめとけと言われる理由としては、主に次のようなものがあります。
ahamoを申し込む前に、デメリットを把握しておきましょう。
申し込みやサポートは原則オンラインのみ
ahamoはオンライン専用プランなので、申し込みやサポートは原則オンラインのみです。
ドコモのサービスですが、本家ドコモと違いドコモショップや家電量販店では取り扱っていません。
申し込みはもちろん、データ移行や初期設定、契約後の各種手続きなどもすべてオンラインから自分で実施します。
サポートも、オンライン(チャット)が原則です。
どうしても対面によるサポートを受けたい場合はahamoの有料サポートオプションを使いましょう。
サービス名 | サポート内容 | 利用料金 |
---|---|---|
ahamo WEBお申込みサポート | 新規契約、他社からの乗り換え、料金プラン変更などをサポート | 3,300円 |
ahamo WEBお手続きサポート | 契約後の各種手続きをサポート | 3,300円 |
有料サポートオプションを利用すれば、ahamoでもドコモショップでサポートを受けられます。
ただし、どちらも操作自体は自分で実施し、必要に応じてスタッフが操作を案内してくれるだけの簡易的な内容です。
さらに、1回サポートを受けるごとに3,300円の手数料がかかります。
30GB以下の小容量プランがない
ahamoの料金プランは月30GBの1種類しかありません。
30GB以下の小容量プランがないため、データ通信をあまり使わない人だと他社より割高です。
例えば月に3GBのデータ通信しか使わない場合、他社だと1,000円前後で済みます。
事業者名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 30GB | 2,970円 |
LINEMO | 3GB | 990円 |
楽天モバイル | 3GB | 1,078円 |
IIJmio | 5GB | 990円 |
mineo | 5GB | 1,518円 |
NUROモバイル | 3GB | 792円 |
ahamoは月30GBプランしかないので、月3GBのデータ通信しか使わない人でも月額2,970円かかります。
毎月のデータ容量が10GB以下の場合は、ahamoではなく小容量プランが用意されている他社も検討しましょう。
キャリアメールが有料
ahamoでキャリアメールを利用したい場合は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用する必要があります。
本家ドコモと違い、ahamoではキャリアメールに相当するサービスが用意されていません。
持ち運びサービスは大手4キャリアで用意されており、いずれも330円の月額料金がかかります。
ソフトバンクのみ、年間契約にすると利用料が少しお得です。
キャリア | サービス名 | 利用料金 |
---|---|---|
ドコモ | ドコモメール持ち運び | 月額330円 |
au | auメール持ち運び | 月額330円 |
ソフトバンク | メールアドレス持ち運び | 月額:330円 年額:3,300円 |
楽天モバイル | 楽メール持ち運び | 月額330円 |
ahamoでキャリアメールを継続する場合、基本料金+持ち運びサービスの合計で月額料金が3,300円になります。
最近ではLINEなどのメッセージアプリが普及し、メールをほとんど使わない人も多いでしょう。
そのような場合はキャリアメールではなく、GmailやiCloudメールのようなフリーメールでの代用がおすすめです。
フリーメールは携帯キャリアの契約に紐づいていないため、アカウントさえ残っていれば他社へ乗り換えても継続できます。
キャリアメールの持ち運びサービスと違い、利用料金もかかりません。
みんなドコモ割やドコモ光セット割の対象外
ahamoはドコモで用意されている各種割引の対象外です。
ドコモでは家族割引やドコモ光とのセット割など、数多くの割引が用意されています。
ahamoが対象外となるドコモの主な割引
- ファミリー割引:家族間の通話料が無料※ahamoでも加入は可能
- みんなドコモ割:家族の人数に応じて割引※ahamoも回線数にはカウント
- ドコモ光セット割:ドコモ光とセットで月額料金が割引
- dカードお支払割:dカードで支払うと月額料金が割引
- ドコモ青春割:22歳以下の人向けの学割サービス
これらの割引はいずれもドコモ本家の料金プランのみ対象で、ahamoは対象外です。
割引適用中にahamoに乗り換えた場合、その時点で割引が終了します。
こうしてみると、「ahamoは割引が使えなくて残念」と思うかもしれません。
しかし、ahamoは月額料金が2,970円と安いため、実際にはこれらの割引が使えなくてもドコモより割安です。
なお、ahamoユーザーは割引こそ受けられませんがファミリー割引への加入は可能です。
ドコモを使う家族がahamoに電話をかける場合は通話料が一切かかりません。
さらにみんなドコモ割の回線数にカウントされるため、ドコモを利用している家族は割引を受けられます。
家族の誰かがahamoへ乗り換えても、ドコモを継続する家族は割引が適用された状態のままなので安心です。
余ったデータ容量を繰り越せない
ahamoはデータ繰り越しに対応していません。
データ繰り越しとは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せる機能です。
例えば10GBプランを利用し、8GBしか使わなかったとします。
データ繰り越しに対応している場合は余った2GBを繰り越せるので、翌月は10GB+2GB=12GBのデータ容量が利用可能です。
便利な機能ですが、残念ながらahamoはデータ繰り越しに非対応です。
月末に余ったデータ容量は、翌月になるとすべて破棄されます。
30GBのデータ容量を使い切れない場合は、30GB以下のデータ容量が用意されている他社も検討してください。
au・ソフトバンクのスマホで使う場合はSIMロック解除が必要
auおよびソフトバンクのスマホでahamoを使う場合はSIMロック解除が必要です。
ahamoはドコモ回線を利用するサービスなので、ドコモのスマホはSIMロックがかかったままでも使えます。
しかし、SIMロックがかかったauおよびソフトバンクのスマホでは、ahamoが使えません。
ahamoに乗り換える前に、SIMロックを解除しておきましょう。
古い機種だとSIMロック解除に対応していないことがあります。
SIMロック解除できない機種ではahamoを使えないため、他の機種へ買い替えも検討しましょう。
また、auで2021年10月1日以降に発売された機種、およびソフトバンクで2021年5月12日以降に発売された機種はSIMロック解除が不要です。
購入時点でSIMロックが解除された状態なので、そのままahamoが使えます。
留守番電話が使えない
ahamoでは通話オプションである留守番電話、キャッチホン、転送電話が使えません。
ドコモで留守番電話などを利用中のユーザーがahamoに乗り換えた場合は自動で解約されます。
どうしても留守番電話や転送電話が必要な場合は、他の格安SIMを利用してください。
通話オプションが使える主な格安SIM
- LINEMO:留守番電話、着信転送、着信お知らせがセットで月額220円
- 楽天モバイル:留守番電話、着信転送、割込通話が無料
- UQモバイル:留守番電話、割込通話などがセットで月額440円
- ワイモバイル:留守番電話と着信転送が無料
楽天モバイルは留守番電話、着信転送、割込通話が無料です。
さらに専用アプリを使えば国内通話も無制限にかけ放題になります。
ドコモ向けの一部サービスが使えない
ahamoではドコモ向けの一部サービスが使えません。
以下のようなサービスは、ahamoへ移行すると自動的に廃止されます。
ahamoで使えなくなるサービスはドコモ公式サイトに掲載されています。
ドコモユーザーがahamoへ乗り換える際は、事前にどのようなサービスが使えなくなるのかを必ずチェックしてください。
ahamoの利用をやめたほうが良い人
ここまでに解説したデメリットを踏まえると、次のような人はahamoの利用をやめたほうが良いでしょう。
上記に当てはまる人は、ahamoを契約すると後悔するかもしれません。
別の格安SIMも検討してください。
毎月のデータ使用量が10GB以下の人
毎月のデータ使用量が10GB以下の人には、ahamoはおすすめできません。
ahamoは30GBプランしかないため、毎月10GB以下で済むような人だと割高です。
10GB以下の小容量プランが用意されている他の格安SIMを選びましょう。
おすすめはLINEMOと楽天モバイルです。
毎月のデータ使用量が10GB以下の人におすすめ
- LINEMO:~3GBで月額990円、LINEが使い放題
- 楽天モバイル:3GB以下なら月額1,078円、20GBも2,178円と割安
LINEMOは月額990円で3GBのデータ通信が使えます。
月3GBで収まるなら、ahamoより2,000円近く割安です。
楽天モバイルは使ったデータ容量に応じて月額料金が変動します。
3GB以下なら月額1,078円で済みますし、20GBまで使った場合も月額2,178円しかかかりません。
店舗サポートが必要な人
実店舗での対面によるサポートが必要な人も、ahamoはやめたほうが良いでしょう。
ahamoはサポートが原則オンラインのみであり、店舗サポートは有料です。
せかっく月額料金が安いahamoに乗り換えても、毎回サポート料を支払ってはあまり意味がありません。
店舗サポートが必要な場合は楽天モバイルやワイモバイル、UQモバイルなどがおすすめです。
いずれも実店舗での取り扱いがあるうえに、店舗数が多く全国各地でサポートを受けられます。
対面で手厚いサポートを受けられるので、スマホ初心者でも安心です。
ドコモのサービスにこだわりたい場合は、ドコモの格安プランであるirumoもおすすめです。
データ容量の割に月額料金はahamoより割高ですが、ahamoと違いドコモショップでサポートを受けられます。
利用サービス | データ容量 | 月額料金(割引なし) | 月額料金(割引あり) |
ahamo | 30GB | 2,970円 | 2,970円 |
irumo | 0.5GB | 550円 | 550円 |
3GB | 2,167円 | 880円 | |
6GB | 2,827円 | 1,540円 | |
9GB | 3,377円 | 2,090円 |
ドコモ光およびdカードを利用している場合は、割引によりahamoより安くなるケースもあります。
毎月のデータ容量が9GB以下なら、ahamoではなくirumoも検討してみましょう。
デメリットだけじゃない!ahamoのメリット9選
ここまでに解説したahamoのデメリットを見て「意外にデメリットが多いな」と思った人もいるでしょう。
しかし、ahamoはデメリットばかりではなくメリットもたくさんあります。
ahamoのメリット9選
- ドコモ本家と同じ回線で通信速度が速い
- 月額料金は大手キャリアよりも安い
- テザリングが無料かつ制限なしで使える
- 初期費用や違約金がかからない
- 速度制限がかかっても動画を視聴できる速度が出る
- 海外でも無料で使える
- eSIM対応ですぐに使える
- 支払い方法が豊富
- dカードユーザー向けの特典あり
「ahamoはやめとけ」という意見もありますが、上記のメリットに魅力を感じる人ならahamoは十分おすすめですよ。
ドコモ本家と同じ回線で通信速度が速い
ahamo最大のメリットは通信速度が速いことです。
一般的な格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りているだけなので、回線が混雑すると速度が低下します。
ahamoは回線を借りるのではなくドコモ回線そのものを利用しているため、通信速度が速く安定しています。
通信速度を比較および測定できるウェブサイト「みんそく」におけるahamoの通信速度を見てみましょう。
時間帯 | 下り | 上り |
---|---|---|
朝 | 68.58Mbps | 9.57Mbps |
昼 | 44.61Mbps | 6.74Mbps |
夕方 | 68.52Mbps | 9.74Mbps |
夜 | 62.43Mbps | 8.88Mbps |
深夜 | 68.46Mbps | 10.09Mbps |
ダウンロードの速度を表す下りはお昼こそやや遅めですが、それ以外は60Mbps前後で安定しています。
他の格安SIMのように混雑する時間帯も速度が大きく落ちていません。
60Mbpsの速度が出れば、高画質な動画視聴やアプリのダウンロード、ゲームなども快適です。
ただし、近年は都市部においてドコモ回線が繋がりにくい現象が起きています。
首都圏や関西圏などの都市部に住んでいる人は要注意です。
月額料金は大手キャリアよりも安い
ahamoは料金プランがシンプルで、月額料金も大手キャリアより割安です。
実際にahamoとドコモ・au・ソフトバンクの無制限プランの月額料金を比較してみましょう。
事業者名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 30GB | 2,970円 |
ドコモ(eximo) | 無制限 | 7,315円 |
au(使い放題MAX) | 無制限 | 7,238円 |
ソフトバンク(メリハリ無制限+) | 200GB | 7,425円 |
月30GBで済む場合、ahamoに乗り換えれば月額料金が4,000円以上安くなります。
1年間で約5万円節約できる計算です。
ahamoでは月額1,980円で80GBのデータ容量が追加される大盛りオプションも利用できます。
大盛りオプションを適用すると月額4,950円で110GBのデータ通信が使えるようになり、この場合も大手キャリアより2,000円以上割安です。
大手キャリアは家族割引や光回線とのセット割が用意されており、それらをすべて適用できれば4,928円になります。
事業者名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 30GB | 2,970円 |
ahamo大盛り | 110GB | 4,950円 |
大手3キャリアの無制限プラン (各種割引をすべて適用) | 無制限※ソフトバンクのみ200GB | 4,928円 |
複雑な割引を適用することなく、誰でも格安で利用できるのもahamoの魅力です。
テザリングが無料かつ制限なしで使える
ahamoはテザリングが無料です。
端末の設定からテザリング機能をオンにするとすぐに利用できます。
テザリングの申し込みや、複雑な設定は不要です。
大手キャリアの無制限プランでは「テザリングは月〇GBまで」といった制限がついていることがあります。
キャリア | データ容量 | テザリング制限 |
---|---|---|
au 使い放題MAX | 無制限 | 月30GBまで |
ソフトバンク メリハリ無制限+ | 200GB | 月50GBまで |
一方、ahamoはテザリングの制限がありません。
大盛りオプションに加入し、110GBすべてのデータ容量をテザリングで利用することもできます。
テレワークなどでテザリングを多用する人にもピッタリです。
初期費用や違約金がかからない
ahamoでは、初期費用や違約金といった余計な費用が一切かかりません。
一般的な格安SIMでは、契約時に3,300円の事務手数料がかかります。
対して、ahamoは事務手数料が無料です。
Q 新規契約の手数料はいくらですか?
A 新規契約の事務手数料はかかりません。
しかも契約初月は月額料金が日割りされます。
また、ahamoには契約縛りがないので、いつ解約しても違約金の支払いは不要です。
解約時にかかるのは解約月の利用料金のみで、それ以外の余計な費用は一切かかりません。
合わなかった場合はすぐに解約できるので、安心して契約できます。
速度制限がかかっても動画を視聴できる速度が出る
ahamoでは、データ容量を使い切っても最大1Mbpsの速度でデータ通信が使い放題です。
200~300kbpsに制限される他の格安SIMに比べると、制限時の速度が比較的速いと言えます。
最大1Mbpsの速度なら動画視聴(標準画質)やSNS、音楽ストリーミングといった日常的な用途は問題なく使えます。
最大1Mbpsの通信で利用できる用途・アプリ
- ブラウジング
- LINEのトークや音声通話
- SNS(X、Instagramなど)
- 動画視聴(標準画質)
- 音楽ストリーミング
- 地図アプリ
ゲームアプリのダウンロードや高画質な動画の再生などはできませんが、最低限の使い勝手は維持できるでしょう。
なお、一部の格安SIMは「速度切り替え機能」により任意のタイミングで低速通信に切り替えられます。
制限後も1Mbpsの通信が使えるahamoで速度切り替えできれば便利ですが、ahamoは速度切り替えに対応していません。
海外でも無料で使える
ahamoは海外でも月30GBまでなら無料でデータ通信を使えます。
申し込みは不要で、使いたいときにスマホの設定から海外ローミングをオンにするだけでOKです。
91の国と地域で利用でき、日本人の渡航先のうち約98%をカバーしています。
ahamoが使える主な国・地域
- 北米:アメリカ(本土)、アラスカ、カナダ、グアムなど
- アジア:インド、韓国、香港、台湾、中国など
- オセアニア:オーストラリア、ナウル、ニュージーランド、フィジー
- ヨーロッパ:イギリス、イタリア、オーストリア、ドイツなど
- 中南米:エクアドル、チリ、ブラジル、ペルー、メキシコなど
- 中東:イスラエル、オマーン、カタール、サウジアラビア、ヨルダン
- アフリカ:エジプト、ガーナ、ナイジェリア、南アフリカなど
楽天モバイルも海外での利用が無料ですが、月2GBまでしかデータ通信が使えません。
ahamoは海外でも月30GBまで使えるので、海外データ通信をたくさん使うならahamoがおすすめです。
ただし、ahamoを海外で使う際は次のような注意点もあります。
」データ通信は追加料なしで利用できますが、通話料は有料です。
通話料は国によって異なりますが、国内通話よりも割高なので注意してください。
例:アメリカ滞在中に電話をかける場合
- アメリカ国内向け:125円/分
- 日本向け:140円/分
- その他の国向け:265円/分
- 着信する場合:1,75円/分
ahamoで大盛りオプションに加入していても、海外で使えるデータ容量は月30GBまでです。
「海外でも110GBまで使える」と勘違いして使い過ぎないようにしてください。
また、海外で最初にデータ通信を利用した日から15日経過すると、日本に帰国するまで通信速度が128kbpsに制限されます。
この速度制限はデータ容量を追加購入しても解除されません。
海外に長期滞在する場合は、ahamo以外の通信手段を準備することも検討しましょう。
eSIM対応ですぐに使える
ahamoは物理SIMカードだけでなくeSIMにも対応しています。
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されているSIMのことです。
物理的なSIMカードのように配送を待つ必要がないため、申し込みから最短1時間で開通できます。
SIMカードが破損したり、紛失したりするリスクもありません。
さまざまなメリットがあるeSIMですが、利用する際には複雑な初期設定が必要です。
ahamoはサポート体制が弱いので、スマホに詳しくない人だと初期設定で苦労するかもしれません。
また、物理SIMカードに比べるとeSIMは対応端末が限定的です。
ahamoのeSIMが使える主な機種
- iPhoneシリーズ(iPhone XR以降)
- Galaxyシリーズ(Galaxy S23、S23 Ultra、Z Fold 5など)
- AQUOSシリーズ(AQUOS sense8、R8、R8 proなど)
- Xperiaシリーズ(Xperia 5 V、1 V、10 Vなど)
- Pixelシリーズ(Pixel 7a、Pixel 8、Pixel 8 Proなど)
- OPPO Reno9 A、OPPO Reno10 Pro 5G
※いずれもahamoで動作確認されている機種のみ
ahamoのeSIMを利用する場合は、対応端末一覧ページからeSIMに対応していることを必ずチェックしておきましょう。
支払い方法が豊富
ahamoの支払い方法はクレジットカード、デビットカード、口座振替の3つです。
どの支払い方法を選んでも手数料などはかかりません。
格安SIMによっては口座振替に対応しておらず、クレジットカードでしか料金を支払えないことがあります。
デビットカードや口座振替に対応するahamoなら、クレジットカードを持っていない人でも契約できます。
ただし、一部のデビットカードはahamoの支払いに利用できません。
詳しくは利用しているデビットカード会社へ問い合わせてみましょう。
dカードユーザー向けの特典あり
ahamoではdカードおよびdカード GOLDを利用しているユーザー向けの特典が用意されています。
特典 | dカード GOLD | dカード |
---|---|---|
dカード GOLD利用料10%ポイント還元※月500ポイントまで | 対象(大盛りオプション契約者限定) | 対象外 |
ドコモ光利用額10%ポイント還元 | 対象 | 対象外 |
ドコモでんき Green利用額6%ポイント還元 | 対象 | 対象外 |
dカードケータイ補償 | 購入から3年以内の場合、最大10万円まで補償 | 購入から1年以内の場合、最大1万円まで補償 |
dカードボーナスパケット特典 | +5GB/月 | +1GB/月 |
dカード GOLDユーザーの場合は毎月dポイント還元を受けられるほか、最大10万円までのdカードケータイ補償が付帯します。
さらに毎月利用できるデータ容量が+5GBされ、月額2,970円で35GBのデータ通信が利用可能です。
dカードは特典が減りますが、最大1万円までのdカードケータイ補償が付帯し、利用できるデータ容量も1GB増量します。
年会費無料のカードでこれだけの特典を受けられるのは大きなメリットです。
なお、ドコモユーザーの場合はdカード GOLDを利用すると毎月のスマホ代が10%ポイント還元される特典があります。
この特典は本家ドコモのプランが対象で、ahamoは対象外です。
結局、どのような人ならahamoがおすすめ?
ahamoのメリット・デメリットを考慮すると、次のような人にはahamoがおすすめです。
こんな人にはahamoがおすすめ
- 大容量のデータ通信をなるべく安く利用したい人
- かけ放題が必要な人
- 海外へ行く機会が多い人
上記に当てはまる人なら、ahamoを利用しても良いでしょう。
大容量のデータ通信をなるべく安く利用したい人
大容量のデータ通信を安く使いたい人にはahamoがおすすめです。
月額2,970円で30GBのデータ通信が使えるほか、大盛りオプションに加入すれば月額4,950円で110GBまで利用できます。
大手キャリアの無制限プランからahamoへ乗り換えれば、毎月2,000~4,000円前後の節約が可能です。
しかもahamoは本家ドコモと同じ回線を利用しており、通信速度が安定しています。
加えて30GBプランは他の格安SIMにもありますが、110GBプランが用意されている格安SIMはほとんどありません。
高品質かつ大容量のデータ容量をなるべく安く使いたい人におすすめです。
かけ放題が必要な人
ahamoはかけ放題が必要な人にもピッタリです。
5分かけ放題が標準で付帯するため、1回5分以内の通話は追加料金なしでかけ放題になります。
他社で同様のオプションを利用する場合よりも、月額料金は割安です。
ahamoでは5分かけ放題だけでなく無制限かけ放題も用意されており、オプション料も他社より少し割安です。
主要な格安SIMの無制限かけ放題
- ahamo:月額1,100円
- LINEMO:月額1,650円
- povo2.0:月額1,650円
- UQモバイル:月額1,980円
- ワイモバイル:月額1,980円
データ通信も電話もたくさん利用したいなら、ahamoがおすすめです。
参考ahamoは5分かけ放題が無料!1100円のオプションと他と比較
海外へ行く機会が多い人
海外へ行く機会が多い人にもahamoはおすすめです。
ahamoは海外でも毎月30GBまでなら無料で使えます。
日本人の滞在先の98%をカバーしているので、ahamoが使えなくて困ることもないでしょう。
楽天モバイルは月2GBしかデータ通信を使えませんし、LINEMOやUQモバイル、ワイモバイルなどは海外での利用が有料です。
ただし、ahamoを海外で利用して15日を過ぎると、いったん帰国するまで128kbpsに速度制限されます。
あくまでも旅行や出張などで短期間滞在する人向けですね。
長期間滞在する場合は、念のためahamo以外の通信手段も用意しておきましょう。
ahamoを契約する際によくある質問
最後に、ahamoを契約する際によくある質問をまとめました。
ahamoに乗り換えてから後悔しないように、事前にチェックしておきましょう。
ahamoで端末を購入できる?
ahamoユーザーはドコモオンラインショップで端末を購入できます。
端末を分割で購入し、途中で返却すると実質負担額が減る「いつでもカエドキプログラム」も利用可能です。
ahamo自体は端末セットをほとんど取り扱っていないため、基本的にはドコモオンラインショップで購入してください。
ahamoは未成年でも契約できる?
ahamoを契約できるのは18歳以上であり、未成年は契約できません。
ただし、親名義で契約し、子どもを利用者登録すれば18歳未満でもahamoを使えます。
どうしても未成年者の名義で契約したい場合は、18歳以上から申し込めるLINEMOも検討してください。
物理SIMとeSIMはどっちがおすすめ?
eSIMはSIMカードのように郵送を待つ必要がなく最短1時間で開通できます。
ahamoをとにかく早く使いたい人には、eSIMがおすすめです。
便利な反面eSIMは設定がやや複雑なので、初心者は物理SIMを選びましょう。
ahamoはやめとけと言われる理由まとめ
本記事では、ahamoはやめとけと言われる理由を解説しました。
ahamoには小容量プランがない、サポートがオンラインのみといったデメリットがあります。
データ通信をあまり使わない人やサポートが必須な人などは、ahamoを利用しない方が良いでしょう。
一方で、月額料金が安い、海外でも無料で使えるなど、大手キャリアにはないメリットも多数あります。
大容量のデータ通信を安く使いたい人や海外へ行く機会が多い人などにはahamoがおすすめです。
このように、ahamoを利用すべきかどうかは人によって異なります。
メリットとデメリットの両方をしっかり把握し、ahamoを利用するかどうか判断しましょう。