ahamoは物理SIMだけでなくeSIMに対応しています。
物理SIMは郵送ですから届くのを待つ必要がありますが、eSIMはオンラインで申し込んで1時間程度で使えるようになるのが魅力です。
回はahamoでeSIMを使うために必ず知っておくべき事を徹底解説。
設定手順から対応機種、デュアルSIM、更にはメリットと注意点を紹介します。
ahamoではeSIMが使える
ahamoは物理SIMだけでなく、eSIMにも対応しています。
当初は非対応でしたが2021年9月8日から利用できるようになりました。
eSIMとはそもそも何?
eSIMとはスマホに内蔵されたSIMのことです。
通常のSIMがSIMスロットに差し込む方式であるのに対して、eSIMはオンラインでデータをダウンロードする事で有効になります。
SIMカードは自宅まで配送する必要があるため、利用開始まで数日かかりますがeSIMは即日開通が可能です。ahamoの場合は最短1時間で利用できるのが魅力です。
ahamoのeSIMに関してはドコモが公式動画を出していて分かりやすいです。
動画ではeSIMのSIMカードの違い、メリット、対応機種を解説しています。
3分20秒あたりからは具体的な開通手続きの流れが分かるのでぜひ参考にしてみてください。
ahamoでeSIMを申し込む手順(新規、切り替え、変更、再発行)
ahamoでeSIMを使う場合二つのケースがあります。
新規で申し込む場合とすでにahamoを契約中の方がeSIMを発行する場合です。すでに契約中のケースでは物理SIMからeSIMへ変更、機種変更、再発行も含まれます。
それぞれの手順を詳しく解説しましょう。
ahamoの新規申し込みをeSIMで行う場合
- 申し込み手順に従って入力
- オンライン本人認証(eKYC)
- dアカウント取得(あらかじめ取得しておくとスムーズ)
- 必要なオプションなどを選択して申し込み
- 「eSIM利用開始手続きのご案内」のメール受信
- プロファイルのダウンロード+再起動で開通
SIM→eSIMへ変更、eSIMの端末変更、eSIM再発行
すでにahamoを契約している方でSIMからeSIMへ変更する場合、eSIMを他の端末で使う場合、更にはeSIMを再発行する場合の手順はこちらです。
- ahamoサイトまたはアプリにログイン
- メニュー→その他の手続き→SIM発行・再発行のお手続き
- eSIM情報を入力
はじめてeSIMを利用する場合は「新しい機種(持ち込み)でeSIM発行」、再発行の場合は「eSIM利用中の機種で再発行」をクリック - 入力内容確認→注文完了
- プロファイルのダウンロード+再起動で開通
ahamoのeSIM対応端末一覧をチェック!
ahamoのeSIM対応端末で代表的なものはこちらです。
iPhone 16 Pro Max
iPhone 16 Pro
iPhone 16 Plus
iPhone 16
iPhone 15 Pro Max
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Plus
iPhone 15
iPhone 14 Pro Max
iPhone 14 Pro
iPhone 14 Plus
iPhone 14
iPhone 13
iPhone 13 mini
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
これらiPhone以外の対応端末は以下の公式ページで検索できます。
もちろんiPhone16シリーズもeSIMに対応しています。
ahamoをeSIMで利用するメリット・デメリット
eSIMにはメリットとデメリットがあります。
両方をしっかり知っておいてから本当にeSIMで申し込んで良いのか考えましょう。
eSIMの4つのデメリット
1、eSIMは設定がやや複雑
eSIMの設定は通常のSIMよりはやや複雑です。
ahamoは基本的にオンラインのチャットサポートしかないので心細い方は通常のSIMを選ぶのがおすすめです。
ahamoユーザーもドコモショップでもサポートを受けることはできますが、有料(3300円)になるので注意が必要です。
とはいえ、多くの方がeSIMで契約して使っています。
ahamoはFAQやチャットサポートが充実しているので分からなくなったら気軽にサポートを受けましょう。
2、開通にはWiFi環境が必要になる
eSIMの開通にはWiFi環境が必要になります。
自身のスマホのインターネット環境とは別の回線が申し込み途中で必要になるのです。
ご自身が契約しているWiFiや、フリーWiFiなどに接続できる環境を用意しましょう。
3、利用できるスマホが限られている
eSIMに対応している機種は限られています。
2018年以降のiPhoneなら対応していますが、アンドロイドスマホとなると未対応のものもあります。
eSIMに対応しているものも増加してますが、契約する前に対応済みかを必ず調べておきましょう。
4、機種変更に手間がかかる
物理SIMの機種変更はSIMカードを入れ替えるだけでOKですが、eSIMはそうはいきません。
ahamoのeSIMの場合はオンラインで変更の手続きをする必要があります。
オンラインでの手続きの方法はこちらで紹介しています。
差し替えるだけでOKの物理SIMより少し面倒ではありますが、難しいという程ではありません。
eSIMの3つのメリット
ahamoは手数料なしでeSIMを利用できます。
ここではeSIMのメリットを中心に解説します。
1、申し込んだ日に利用開始
物理SIMの場合は、申し込んでから自宅に届くまで数日待つ必要があります。
対してeSIMは、申し込んで最短1時間でahamoの利用が開始できます。
申し込んだその日から利用ができるのは大きなメリットです。
2、デュアルSIM運用が容易
eSIM対応のスマホならeSIMをダウンロードする事でデュアルSIM運用が可能です。
特にiPhoneなら2018年以降の機種、iPhone XSシリーズ、iPhone XR 以降ならeSIMに対応しています。
物理SIMで別の通信会社を入れて、eSIMにahamoを入れることで二つの通信回線をひとつのスマホで利用できます。
【例1】ahamoのeSIM+povoという組み合わせ
ドコモの格安ブランドはahamo。auはpovoという格安ブランドを展開しています。
povoは基本料0円で自分の好みのデータ量や通話をトッピングしていく形式です。
ahamoとpovoをデュアルSIMで利用するのもおすすめでしょう。
povoは基本料がかからないので使わなければ料金がかからない点は楽天モバイルと同じです。
更にeSIMにも対応しています。
【povoのデータ量トッピング一覧】
- 使い放題(24時間):330円/回
- 1GB(7日間):390円/回
- 3GB(30日間):990円/回
- 20GB(30日間):2700円/回
- 60GB(90日間):6490円/回
カッコ内は有効期限になります。
例えばahamoのデータ量30GBを使いきった後にオンラインライブなどを楽しみたい時にpovoの24時間使い放題のトッピングを追加するなどの利用方法が考えられます。
ahamoのデータチャージは1GB:550円。povoは有効期限が7日間ですが1GB:390円なのでこちらも割安です。
povoはテザリングは無料なのでテザリング用にデータ量をトッピングするのも良いでしょう。
ちなみにahamoもテザリング無料で利用できます。
【例2】ahamoのeSIM+楽天モバイル
ahamoのeSIMを使ってデュアルSIMにするならもう一つの回線は楽天モバイルが相性が良いです。
ahamoには無料通話がついていますが5分が上限です。
かけ放題にするには1100円/月のオプションに加入する必要があります。
それに対して楽天モバイルは「 Rakuten Link」というアプリを使った通話はかけ放題無料です。
ahamoはデータ専用、通話は楽天モバイルとして使い分けるとかなり携帯料金が節約できます。
ちなみに楽天もeSIMに対応しています。
3、海外旅行の時にeSIMは便利
海外旅行に行った際にプリペイドの通信プランを利用するのにeSIMは便利です。
eSIMなら空港などでSIMを購入する必要がなく、オンラインで申し込みが完結します。
オンラインなら時間帯は問われないので営業時間を気にする必要はありません。
更にデュアルSIMにして使えば国内用と海外用と分けて使えるので利便性も高いのが魅力です。
ahamoは手数料なしでSIMを発行できます。
通常のSIMだけでなく、eSIMも発行手数料は無料です。
また複数の携帯会社をひとつのスマホで利用するデュアルSIMとも相性が良いのが特長です。
eSIMと物理SIMの違いは何か?
SIMには物理SIMとeSIMがあり、ahamoはどちらにも対応済みです。
ここでは物理SIMとeSIMの違いは何なのか詳しく解説します。
eSIMと物理SIMとの決定的な違い
SIMには電話番号を特定できる情報が入っています。これをスマホに入れる事で通話や通信が可能になります。
もっともポピュラーなのはSIMカード(物理SIM)といってスマホのSIMスロットに差し込む方式のものです。
これに対してeSIMはあらかじめスマホ本体に内蔵されているSIMです。ここにユーザー情報をダウンロードして書き込むだけななのが特徴になります。
ダウンロードするだけなので最短1時間でahamoが利用可能になります。ちなみに物理SIMの場合は郵送なので届くまで数日待つ必要があります。
またeSIMは物理SIMと違ってスマホに内蔵してあるのでSIMカードをなくする心配もありません。
ahamoのeSIMよくある質問
ahamoではeSIMが使える?
ahamoでも対応端末であればeSIMを利用できます。eSIM対応端末は公式サイトで調べましょう。
eSIMへの切り替えや再発行はどうすればいい?
通常のSIMからeSIMへの切り替えや、eSIMから通常のSIMへの切り替え、再発行ははahamoのサイトやアプリでできます。
ログイン後、メニュー→その他の手続き→SIM発行・再発行のお手続きとすすみ手続きをします。
ahamoでeSIMを申し込んだらどの程度の時間で開通する?
ケースによって異なりますが1時間程度をみておくと良いでしょう。
eSIMに対応している機種は?
iPhoneならiPhone 11以降、android端末はahamoの公式サイトでeSIMに対応しているか確認しましょう。
eSIMと通常のSIMどちらがおすすめ?
初心者の方は基本的に物理SIM(通常のSIM)を申し込むのがおすすめです。ahamoは店舗でのサポートが有料なので分からなくなった場合余計なコストがかかる可能性があります。スマホに対する知識がある方はeSIMでもOKです。
【まとめ】ahamoでeSIMを利用するコツ
ahamoではeSIMを利用することができます。
まとめると以下の通りです。
eSIMは設定がやや複雑なため初心者の方はつまづきやすいのがデメリットの一つです。
また、設定につまずいた時にahamoは基本的にオンラインのチャットサポートなので心細いです。
ドコモショップのサポートも受けられますが有料(3300円/回)になるのがネックになります。
物理SIMは郵送で届くのを待つ必要がありますが、機種を変更する際もSIMを差し替えるだけなので簡単です。
eSIMの機種変更は物理SIMとは違い設定が必要なのでこの点でも初心者には不向きと言えます。
逆に知識がある方はeSIMを積極的に利用した方がデュアルSIMの場合などスマホの利用方法に幅が広がります。