UQモバイルでは、一部のプランのみ節約モードを利用できます。
以前は1Mbpsの速さで節約モードに切り替えできたのですが、2023年6月に新プランに変更されたことにより終了しました。
今回はUQモバイルの節約モードの使い方、速さ、できることについて紹介します。
UQモバイルの料金プランと節約モード
UQモバイルの節約モードが使えるかどうかは、料金プランによって異なります。
2023年6月以降の、UQモバイルの料金プランは以下のとおりです。
プラン名 | コミコミプラン | トクトクプラン | ミニミニプラン |
基本料金 | 3,278円 | 3,465円 (1GB以下 2,277円) | 2,365円 |
データ容量 | 20GB | 1~15GB | 4GB |
通話 | 10分通話定額 | ー | ー |
自宅セット割(or家族割) | ー | -1,100円(or 550円) | -1,100円(or 550円) |
au PAYカードお支払い割 | ー | -187円 | -187円 |
節約モード | ー | ー | 300Kbps |
最大割引適用後 | 3,278円 | 2,178円 (1GB以下 990円) | 1,078円(税込) |
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UQモバイルの料金プランは大~中容量の「コミコミプラン」「トクトクプラン」、小容量の「ミニミニプラン」の3種類があります。
この中でコミコミプランとトクトクプランは、残念ながら節約モードを使うことはできません。
データ容量を使い切った場合1Mbpsとなりますが、手動で1Mbpsに切り替えてデータ消費を節約することはできなくなっています。
新プランの中で唯一、節約モードに切り替えられるのは、小容量のミニミニプランです。
ミニミニプランは4GBのデータ容量がついており、節約モードに切り替えれば300Kbpsの速度でデータ消費を抑えられます。
自宅セット割やau PAYカードお支払い割を適用すれば1,078円(税込)で安く利用できますが、割引を適用しなければ2,365円(税込)と割高なので注意が必要です。
ミニミニプランなら実質使い放題
ミニミニプランで節約モードに切り替えれば、いくら使ってもデータ容量を消費しません。
そのためミニミニプランは、最安1,078円(税込)で節約モードが実質使い放題とも言えるお得なプランです。
UQモバイルでは「高速・低速含め3日間で6GB以上使うと速度制限がかかる」というルールがあります。
ですが節約モード(低速)だけを3日間で6GB以上使った場合どうなるのか、公式サイトに書かれていなかったため、UQモバイルのお客様センターに問い合わせてみました。
その結果、結論から言うと節約モード中なら3日で6GB使っても速度制限にかからないとのことです。
また当サイトで実際に節約モードで3日以内に6GB使って実験したところ、やはり速度制限にはかかりませんでした。
そのため当サイトとしては制限がかからないという見解です。
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【注意】UQモバイルの1Mbpsの節約モードは終了した
先ほども解説したとおりUQモバイルの1Mbpsの節約モードは、2023年6月に料金プランが変わったことで終了しています。
以前は節約モードに手動で切り替えて1Mbpsで実質使い放題もできましたが、現在では切り替えできるのはミニミニプランの300Kbpsのみとなっています。
ただ現在のプランも、コミコミプランとトクトクプランでデータ容量を使い切れば1Mbpsとなります。
UQモバイルは低速をいくら使っても速度制限はかからないため、容量を使い切った場合に限り1Mbpsの使い放題として今でも利用可能です。
UQモバイルの節約モードの設定方法
UQモバイルの節約モードは、アプリからすぐに切り替えられます。
まだアプリを持っていない人は、UQモバイル公式サイトからインストールを済ませましょう。
アプリを開いてログインを済ませると、ホーム画面に以下のような高速モードと節約モードの切り替えボタンが表示されます。
「高速モード中」ボタンをタップすると「節約モード」へ変更完了。
上記のように、青色でのボタンに「節約モード中」と表示されれば切り替えは完了です。
UQモバイルの節約モードでできること
UQモバイルのミニミニプランで節約モードに切り替えると、300Kbpsの速度で実質使い放題となります。
300Kbpsでどのようなことができるかは、以下の表をご覧ください。
内容 | 快適度 |
メール・文字のLINE | ◎ |
SNS閲覧 | ○ |
ライン通話 | ○ |
LINEのビデオ通話 | △ |
動画再生 | △ |
テザリング | × |
300Kbpsの速度では、メールやLINEの文字送信であれば通常通り問題なく使えます。
ただし画像や動画の閲覧など、通信量を消費するものは使いにくくなるため注意が必要です。
UQモバイルを契約している著者が、以下の項目を300Kbpsの節約モードで利用して使い勝手を詳しく紹介します。
節約モードの使用感
SNS閲覧
LINEを閲覧したところ、文字でのLINEトークであれば問題なくできました。
ですがLINEニュースなどの画像は、多少読み込みに時間がかかるかなという印象です。
次にTwitterを開いてみたところ、文字だけが表示され画像は黒いままでしばらく待つと見られます。
Instagramなど画像をメインとするSNSでなければ、通常通り使えるでしょう。
LINE通話・ビデオ通話
節約モードに設定したUQモバイル回線から、LINE通話でサブ端末にかけて実験してみました。
300Kbpsなので品質が落ちるかと思ったのですが意外に問題はなく、遅延もそこまで気にならず音声もクリアに聞き取れます。
ただしビデオ通話は注意が必要です。音声はかなり遅延しノイズが酷く、画質はザラザラしてフリーズすることもありました。
通信環境によっては途中で切れてしまう場合もあり、電話の相手に迷惑がかかるため、ビデオ通話は避けたほうが良さそうです。
動画再生
YouTubeで動画再生をしてみたところ、読み込みに時間がかかり画質は落ちますが再生することはできました。
画質や読み込む時間が気にならないなら、節約モードで動画再生しても問題ないでしょう。
ただし飛ばしながら見ようとすると、その都度読込み時間がかかるためストレスになります。
スムーズに再生したい人や高画質で見たい場合、高速モードでの閲覧をおすすめします。
テザリング
最後に300Kbpsでノートパソコンにテザリング接続し、通信できるのか試してみました。
Google検索やニュースなど文字はすぐに表示されるのですが、画像はグレーで表示されたまま見ることはできず、30秒程度待つと少しずつ表示されます。
スクロールするたびに画像が表示されるのを待つ必要があるため、かなりストレスが貯まります。YouTubeの動画閲覧も、1分以上待てば低画質でやっと再生される感じです。
300Kbpsでテザリングはできますが快適とはいい難いため、ほとんど使えないと思って良いでしょう。
UQモバイルの節約モードの注意点
UQモバイルの節約モードはデータ消費無しで実質使い放題ですが、以下の2つの点に注意しましょう。
全体的に速度が落ちる
UQモバイルは以前1Mbpsで節約モードに切り替えできましたが、現在ではミニミニプランで300Kbpsの速度しか切り替えできません。
300Kbpsは文字ならすぐ読み込めますが、画像・動画、ゲームなどほとんどのコンテンツで全体的に読み込み速度が遅くなります。
高速モードとは異なり、かなり制約が多いことを覚えておきましょう。
用途によっては使えない
節約モードに設定すると最大300Kbpsの速度しか出ないため、用途によっては使えない場合もあります。
動画やテザリングなど大量の通信を消費するものは、ほぼ使えないと考えて良いでしょう。
特に高画質の対戦ゲームなどは一度に多くの通信量が必要なため、節約モードの300Kbpsでは重くなり、対戦相手に迷惑がかかる可能性もあります。
ゲームや動画を見るときだけ高速モードに戻すなど、そのときによって工夫すれば快適に使いことができますよ。
UQモバイルの節約モードを上手く使いこなすコツ
UQモバイルの節約モードは速度が300Kbpsに落ちますが、データを消費せず速度制限もかからない優秀な回線です。
上手く使うコツを2つほど紹介するので、通信量を抑える参考にしてくださいね。
待ち受け時に利用する
移動中などスマホを使わない時は、節約モードに設定しておきましょう。
スマホやiPhoneはスリープ状態でも、更新や位置情報取得などで通信する「バックグラウンド通信」をしています。
このバックグラウンド通信でもデータ容量を消費するため、「使っていないのに通信量が減っている」という困った状態になりがちです。
そのためスリープ時に節約モードに設定しておけば、バックグラウンド通信でデータ容量が勝手に消費されるのを防ぐことができます。
節約モードなら通信できなくなることは無く、メールやLINEトークは通常通り使えるため、待ち受け時に友人や家族からの連絡は問題なく受けられます。
スマホを使うときに高速モードに戻せば、通信が遅くてストレスを感じることもありませんよ。
電車や車、部屋で音楽を流す
移動中や部屋でくつろいでいるときなど、長時間の音楽再生をしたい時は節約モードがおすすめです。
音楽やポッドキャスト・ラジオなどの音声で聞くものなら、節約モードでも品質はほとんど変わらず快適に再生できます。
データ容量を消費しないため、うっかり止めるのを忘れていたとしても大量消費してしまう心配がありません。
ランニング中や勉強中などに音楽が欲しい人も、節約モードを利用してみましょう。
UQモバイルと他社の節約モード比較
他の携帯会社で、手動で切り替えられる節約モードを提供しているのは、主に以下の6社です。
会社名 | 速度 |
マイネオ | 200K(パケット放題 Plusで1.5Mbps) |
イオンモバイル | 200kbps |
IIJmio | 300Kbps |
OCNモバイルONE | 200Kbps |
exciteモバイル | 200kbps |
LIBMO | 128Kbps |
節約モードの手動切り替えを提供しているのは格安SIMが多く、大手携帯会社のサブブランドで提供しているのはUQモバイルのみとなります。
格安SIMは時間帯や環境によって通信が不安定になる場合がありますが、auのサブブランドであるUQモバイルは安定しており、節約モードでも300Kbpsと比較的速めです。
通信品質が良く手動で節約モードに切り替えられる点では、UQモバイルは優秀と言えるでしょう。
UQモバイルの節約モードに関するよくある質問
最後にUQモバイルの節約モードに関して、よくある質問を紹介します。
UQモバイルで節約モードに切り替える方法は?
UQモバイルの節約モード切り替えは、公式アプリからできます。
アプリのホーム画面にある、節約モード切り替えボタンからワンタッチですぐ切り替えられます。
UQモバイルの節約モードで通信制限はかかる?
UQモバイルの節約モードなら、いくら使っても通信制限はかかりません。
データ消費無しで通信制限もかからない、最強の回線と言えます。
UQモバイルの節約モードでYouTubeは見られる?
低画質であれば、節約モードでもYouTubeを再生できます。
ただし読み込みに時間がかかり飛ばそうとするとその都度止まるなど、あまり快適ではない可能性もあります。
UQモバイルの節約モードでデータ容量が減ることはある?
節約モード中に切り替えると、どれだけ使ってもデータ容量が減ることはありません。
もし減ってしまった場合、高速モードに切り替わっていないか確認してみましょう。
UQモバイルの節約モードまとめ
UQモバイルの節約モードと設定方法、注意点についても解説しました。
以前は手動で1Mbpsの節約モードにできましたが、現在切り替えに対応しているのはミニミニプランのみで速度は300Kbpsとなります。
1Mbpsがなくなったのは残念ですが、高品質なUQモバイルが通信制限無しで使える点は、今でも十分優秀と言えるでしょう。