テレワークにポケット型WiFiの導入を考えている方が困惑するのは、その種類の多さです。
様々な種類があるので一体、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。
そこで今回はテレワークに最適なポケット型WiFiの5条件とケース別のおすすめを解説します。
テレワークにポケット型WiFiを導入するメリット
テレワークのネット回線としてポケット型WiFiを利用するメリットは以下の通りです。
- 回線工事不要ですぐ利用できる
- 持ち運んでどこでも利用可能
- 月額料金が他のネット回線と比べて安い
- 自宅にある回線と支払いを分けられる
- 無制限のポケット型WiFiもある
- 実用的な通信速度が出る
ポケット型WiFiは光回線のような回線工事は不要で、届いたらすぐ使えるようになります。
最短即日で発送してくれる所がほとんどなので、導入まで数日、場合によっては申し込んだ翌日から利用可能です。
携帯可能なので、どこでも利用できるのも大きな魅力。
ポケット型WiFiのスイッチをONにした場所がそのままテレワークの仕事場です。
月額料金は3000円~4000円台とリーズナブル。
すでに自宅に光回線などを引いてある場合でもポケット型WiFiをテレワーク専用回線とすれば料金を仕事用と分ける事が可能になります。
また、特にWiMAXのポケット型WiFiなどはデータ上限がなく無制限。データ消費量を気にするストレスもありません。
通信速度もテレワークにおける様々な作業に対して実用的な速さです。
テレワークに最適なポケット型WiFiの重要5条件
1、ポケット型WiFiの通信容量はどれくらい必要か?
結論を先に言えばテレワークに最適なのは、月100GB以上~無制限の大容量のポケット型WiFiです。
一般的にテレワークで最も多く通信量を使うのはオンライン会議です。
オンライン会議アプリ「Zoom」の公式ではどのくらいのギガ容量を消費するか公表していません。
ぞこで当サイトで実測してみた結果、1時間当たり0.7GB前後(当サイト実測)使われる事が分かりました。
もっと少なく1時間当たり0.6GBとしているサイトもありますが、余裕をもって当サイト調べの1時間当たり0.7GBとして、何時間使えるか試算してみます。
月上限容量 | Zoomできる時間 ※月20日勤務として |
20GB | 1ヵ月 29時間 1日換算 1.5時間 |
40GB | 1ヵ月 57時間 1日換算 2.9時間 |
100GB | 1ヵ月 143時間 1日換算 7時間 |
無制限 | 無制限 |
Zoomのオンライン会議を頻繁に行うテレワークなら100G以上は欲しい所です。
逆にオンライン会議をそれ程行わないなら、これより少なくても大丈夫でしょう。
月末に消費ギガを気にしながら仕事をするのはストレスなものです。
データ容量には余裕を持っておくことが大切です。
2、通信速度が一定の基準を満たしているか?
テレワークで最もシビアに通信速度を問われるのはオンライン会議です。
Zoomで会議を行う場合もポケット型WiFiの通信速度が大切になります。
Zoomについては、一定の通信速度をクリアしている必要があります。
Zoomに必要な速度は高品質で600kbps、HDビデオで1.2Mbps(参考:zoom公式サイト)です。
しかし、実際は公式発表の1.2Mbpsでは不安があり、ポケット型WiFiの通信速度は余裕をもって十倍の10Mbpsは欲しいところです。
画質が荒いと資料はもちろん、相手の表情も認識しづらくなります。
更にポケット型WiFiは電波なので通信速度の安定性に欠けます。
例えば、1.2Mbps出ていた次の瞬間に0.6Mbpsに速度が落ちるなんて事もあり得ます。
10Mbpsあればこの揺らぎによるストレスを回避できます。
ちなみ10Mbpsはポケット型WiFiが余裕でクリアしている速度です。
回線 | 最高速度 | |
光回線 | 1Gbps~2Gbps程度 | |
ポケット型WiFi | 150Mbps~2Gbps程度 |
この表は最高速度の比較ですが、実測は大きく異なります。
ポケット型WiFiの実測は一般的に遅くて10Mbps程度、速くて60Mbps出れば優秀。
5G対応のポケット型WiFiなら更に高速で100Mbps以上が期待できます。
これらの速度はZoomに必要な10Mbpsを実測でもクリアしています。
通信クオリティが低いと他の参加者に迷惑をかけてしまいます。
オンライン会議を頻繁に行うなら通信速度が高速なポケット型WiFiを選びましょう。
3、テレワークする期間≒契約期間
長期間にわたってテレワークを行うのか?短期間だけなのか?によって選ぶポケット型WiFiのプランも異なります。
契約縛りなし | 短期契約(1年) | 長期契約(2年~3年) | |
料金 | 高め | 高め | 安い |
違約金 | なし | 千円程度 | 1~3万円程度 |
ポケット型WiFiの料金の相場は大容量~無制限プランが月3000円~4000円台です。
長期契約になればなるほど月額料金が安くなります。
逆に短い期間の契約は月額料金が割高な分、違約金が少額で気軽にやめられます。
プランはご自身のテレワークの期間に合ったものを選びましょう。
4、テレワークに必要なセキュリティが確保されているか?
ネット環境のセキュリティが確保されていないと仕事上の情報が流れてしまう可能性があります。
しかし、この点は最新のポケット型WiFiなら暗号化されているので問題はありません。
ただし同じWiFiでも喫茶店などのフリーWiFiは注意が必要です。フリーWiFiは通信ののぞき見や、なりすましの可能性も否定しきれません。
その点、ポケット型WiFiは自分用のWiFi環境であるためそういった可能がありません。
5、行動範囲が通信エリア内である
ポケット型WiFiを持ち運んで使うなら自宅だけでなく、予想される行動範囲が通信エリア内である必要があります。
自宅だけでなく行動範囲内が通信エリア圏内である事を確認しましょう。
とはいえ、離島や山間部なら通信エリアをチェックする必要があります。
ポケット型WiFiだけでは厳しいテレワークもある!
テレワークにも様々な種類があります。
業種によってポケット型WiFiだけでは厳しいテレワークのジャンルがあるのも事実。
特に常時クラウド上での作業を一日じゅう行う場合は光回線の方が快適です。
クラウドの場合、ほんの少しのレスポンスの悪さが作業効率に影響してきます。
ポケット型WiFiも十分高速ですが、実測では光回線には及びません。
また、大きなデータを常時扱うなら、大容量、または無制限のポケット型WiFiが最適です。
オンラインストレージは上り速度で効率が決まる
テレワークのデータ共有やバックアップ等にオンラインストレージは必須です。
オンラインストレージはダウンロードだけでなく、アップロードする機会も多いのでネット環境の上り速度が重要になります。
テレワークに最適なポケット型WiFi5選
ここからはテレワークに最適なポケット型WiFiをケース別に紹介します。
月額料金は「月額実質料金」を表示しました。月額実質料金とは値引き等のキャンぺーンを適応した料金です。
現在、ポケット型WiFiはKDDIグループのUQが提供しているWiMAXが主流になります。
ただ、UQよりもプロバイダがはげしい価格競争をしており、実際はプロバイダの方がかなり割安です。
テレワークにおすすめの定番
1、WiMAX-GMOとくとくBB
月額実質 | 4122円 |
端末代金 | 月額にコミ |
通信容量 | 無制限 |
対応回線 | WiMAX、au4G、au5G |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
同時接続 | 17台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | au、UQモバイル最大1100円割引 |
キャンペーン | キャッシュバック:25,500円 他社の違約金:最大40000円キャッシュバック |
運営会社 | GMOインターネット(東証一部上場) |
クオリティの高く無制限のポケット型WiFiならWiMAXがおすすめです。
WiMAXプロバイダは20社以上ありますが、月額料金が安くて運営会社の信頼性も高いのはこのGMOとくとくBBです。
WiMAX回線だけでなく、auの5G回線、4G回線と3つの通信回線に対応しており対応エリアが広いです。
最大速度は3.9Gbps(3900Mbps)非常に高速。Zoom会議など動画のやり取りが多いシーンに大活躍します。
無制限なのもWiMAXの魅力。WiMAXプロバイダの中でもGMOとくとくBBはキャッシュバック適応で月額実4122円(端末代コミ)とリーズナブル。この金額には端末代も含まれているため、別途端末を用意する必要もありません。
スタイリッシュな5G対応ポケット型WiFiは最高速度23.9Gbpsと高速。
この他に設置型のホームルーターを選ぶ事も可能です。
2、カシモWiMAX
月額実質 | 4378円 |
端末代金 | 実質無料 |
通信容量 | 無制限 |
対応回線 | WiMAX、au4G、au5G |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
同時接続 | 17台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | au、UQモバイル最大1100円割引 |
運営会社 | 株式会社MEモバイル |
カシモWiMAXも高速、無制限のWiMAX回線。WiMAX、au4G、5Gに対応です。
GMOとくとくBBとの違いはシンプルな安さ。
月額料金は4378円と少し高いですが、キャッシュバックの手続きをする必要がなく安いのが魅力です。
端末代金の月賦はカシモ側で負担してくれるため実質無料です。
カシモWiMAXはGMOとくとくBBと全く同じWiMAX回線。唯一の違いは、月額料金です。
GMOとくとくBBがキャッシュバックによる実質値引きで有るのに対して、カシモWiMAXはシンプルに月額料金が安いのが魅力。
キャッシュバックの受け取り手続きが面倒な方は、月額の実質料金はやや高いですがカシモWiMAXのポケット型WiFiの方がおすすめです。
3、UQ WiMAX
月額実質 | 4543円 |
端末代金 | 月額にコミ |
通信容量 | 無制限 |
対応回線 | WiMAX、au4G、au5G |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
同時接続 | 17台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | au、UQモバイル最大1100円割引 |
運営会社 | UQコミュニケーションズ |
そもそも WiMAXはUQが提供するサービス。
その下にGMOとくとくBBやカシモのような各プロバイダがあり値引き合戦をしている状況です。
UQWiMAXは、WiMAX回線を提供している総元締め的な存在です。
月額実質料金は端末代金が重く4576円になりますが、UQとじかにポケット型WiFiを契約するメリットがあります。
4、楽天モバイル
月額実質 | 3GBまで:1,078円 ~20GBまで:2,178円 ~無制限:3,278円 |
端末代金 | 1円 |
通信容量 | 無制限 |
対応回線 | 楽天モバイル4G、au4G |
同時接続 | 16台 |
セット割 | なし |
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
WiMAXと同じように楽天モバイルも無制限で利用できます。
キャンペーンで楽天モバイルのポケット型WiFiが1円なのもおすすめの理由。
ただし、キャンペーン対象のポケット型WiFiは4Gのみの対応です。
楽天モバイルは通信エリアがやや狭いため、楽天モバイルの独自回線の外は、au回線と繋がります。
両方のエリアを足すと人口カバー率99.9%。
どちらも無制限で利用できます。
月額料金は、使った分だけかかる従量課金制。
テレワークで沢山使う月と、そうでない月の差がある方にもおすすめです。
唯一、懸念される点は、通信クオリティです。4Gのみの対応、さらにプラチナバンド非対応なので、WiMAXほどの高速回線は期待できません。
通信クオリティがWiMAXと比較して低いため、テレワークで行われるオンライン会議が常に快適にできるとは限らないので注意です。
参考【楽天モバイルのポケット型WiFi】Rakuten WiFi Pocketレビュー
5、AiR-WiFi
月額実質 | 3278円 |
端末代金 | 無料レンタル |
通信容量 | 100GB |
対応回線 | ドコモ4G、au4G、ソフトバンク4G |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
同時接続 | 5台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | なし |
お試し期間 | 1ヵ月お試し期間 |
運営会社 | 株式会社FREEDiVE |
AiR-WiFi はクラウドSIM方式のポケット型WiFi。大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の中からその時々で最適な回線と繋がります。
月額実質料金が3278円と、WiMAXより1000円程度安いため人気を博しています。端末は無料レンタル。
さらに「契約期間縛りなしオプション」(月330円)を追加すれば、いつやめても解約金が発生しません。
契約期間をなくする事ができるため、短期のテレワークにもおすすめのポケット型WiFiです。
通信クオリティは5G対応のWiMAXにはかないませんが必要十分な通信速度は出ます。
テレワークで行われるオンライン会議にはややスペック不足ですが、その他の用途なら十分候補になります。
さらに一カ月のお試し期間もあります。
テレワーク用のポケット型WiFiはWiMAXが最適な理由
テレワークにおすすめのポケット型WiFiを5つ見てきました。
1~3番目まではWiMAX、4番目は楽天モバイル、5番目はクラウドSIMのポケット型WiFiという順番です。
結論を言えば当サイトでテレワークにもっともおすすめなのは、WiMAXのポケット型WiFiです。
理由は、他の通信回線は通信クオリティに不安があるからです。
実際にどれくらの通信速度が出るのか比較してみましょう。
下り速度 | 上り速度 | |
WiMAX Speed Wi-Fi 5G X12 | 99.53Mbps | 21.25Mbps |
楽天モバイル Rakuten WiFi Pocket | 26.7Mbps | 20.7Mbps |
AiR-WiFi | 20.59Mbps | 12.69Mbps |
みんそく調べ
各ポケット型WiFiの実測の平均表です。特に「下り」、ダウンロードの通信速度が重要。
WiMAXはクラウドSIM方式のAiR-WiFi の5倍近くの通信速度が出ている事が分かります。
AiR-WiFiの20.59Mbpsという通信速度も決して遅くはないのですが、Zoomなどのオンライン会議に利用するとなると不安を感じます。
と、いうのも、あくまで平均の通信速度なので、時間帯によっては更に遅くなる可能性があるからです。
同様に楽天モバイルも26.7Mbpsと決して遅くないのですが、テレワークのオンライン会議に利用するのは心もとないです。
余力があまりないので、昼や夕方、夜の混雑時間帯に、更に遅くなる可能性があります。
その点、WiMAXはテレワークでのオンライン会議でも十分な通信速度が出ていると言えます。
WiMAX以外でもオンライン会議は可能ですが、特に混雑時間帯などは通信クオリティに不満が出る可能性がある事は心にとめておきましょう。
WiMAX | 楽天モバイル | AiR-WiFi | |
通信速度 | 高速(5G対応) | 普通(4Gのみ) | 普通(4Gのみ) |
通信容量 | 無制限 | 無制限 | 100GB |
月額料金 | 4122円 | 3GBまで:1,078円 ~20GBまで:2,178円 ~無制限:3,278円 | 3278円 |
端末 | 月賦(月額にコミ) | 1円 | 無料レンタル |
対応エリア | 広い | 広い | 広い |
プラチナバンド | 対応 | 対応 | 対応 |
テレワークでオンライン会議をしない場合は、楽天モバイルやAiR-WiFi も十分に対応可能です。
短期間のテレワークならレンタルポケット型WiFi
短期間のテレワークならポケット型WiFiをレンタルという選択肢もあります。
短期のテレワーク用なら以下の2つがおすすめです。
AiR-WiFi
月額実質 | 3278円 |
端末代金 | 無料レンタル |
通信容量 | 100GB |
対応回線 | ドコモ4G、au4G、ソフトバンク4G |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
同時接続 | 5台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | なし |
お試し期間 | 1ヵ月お試し期間 |
運営会社 | 株式会社FREEDiVE |
AiR-WiFiは端末が無料レンタル。月額3278円と月額料金が破格に安いのが魅力です。
通常は1年ごとの更新ですが、「契約縛りなしオプション」を追加すると契約縛りを無くする事が可能です。
契約縛りなしオプションは月額330円。
月額料金が3278円ですからこのオプションを付けても月額3608円と格安です。
ただしクラウドSIM方式なので4Gのみの対応。通信速度は、動画視聴はOKですがオンライン会議は厳しい場合もあります。例えばお昼や混雑時間帯のオンライン会議はギリギリな感じで快適にできる保証はありません。
5G CONNECT WiMAX
月額実質 | 5250円 |
端末代金 | 無料レンタル |
通信容量 | 無制限 |
対応回線 | WiMAX、au4G、au5G |
最大通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
同時接続 | 17台 |
発送 | 最短即日 |
セット割 | なし |
キャンペーン | 30日お試しモニター募集 |
運営会社 | 株式会社FREEDiVE |
5G CONNECT WiMAXは、WiMAX回線の無料レンタルポケット型WiFi。
契約縛りがないプランは月額5250円です。
AiR-WiFiと比べると安くはないですが通信クオリティの高さが最大の魅力です。
WiMAX回線、au4G、au5Gに対応で、最大通信速度は3.9Gbpsと非常に高速。
オンライン会議などにも利用可能です。
オンライン会議をよく行うテレワークでも通信クオリティが高く信頼性が高いです。
2年契約の場合は4500円とさらにリーズナブルになります。
ポケット型WiFiとテザリング・光回線・ホームルーターを比較する
テレワークのネット回線としてポケット型WiFi以外に候補に挙がるのが、光回線、スマホによるテザリング、更にはソフトバンクエアーです。
一つ一つ比較検証していきましょう。
テザリングのWiFiとポケット型WiFiの比較
テザリングの課題は月額の上限ギガ数と料金です。
【三大キャリアのテザリング上限ギガ数】
通信会社 | プラン名 | テザリング上限ギガ数 |
docomo | 5Gギガホ | 無制限 |
5Gギガライト | ~7GB | |
au | 使い放題MAX | 無制限 |
スマホミニプラン | ~4GB | |
ソフトバンク | メリハリ無制限 | 無制限 |
ミニフィットプラン | ~3GB |
最近、各社とも無制限プランを出していますが、あまりに割高です。
たとえばドコモの5Gギガホは7315円/月。
これに家族割やセット割を最大限に適応しても4928円/月します。
auやソフトバンクも同じ価格帯です。
さたにテザリングの問題はスマホのギガ消費がテザリングだけではなく趣味の消費にも使われる事です。
動画視聴やゲームでのギガ消費があるのなら、あっという間に速度制限がかかります。
速度制限にかかるとその瞬間から業務に支障が出るので、率直に言ってテザリングはテレワークにおすすめできません。
ポケット型WiFiは大容量で月3000円~4000円台なので高額とは言えません。
スマホと違い専用機器ですから充電も長持ち、ノンストレスなので仕事もはかどります。
光回線とポケット型WiFiの比較
光回線と比較した場合、ポケット型WiFiでテレワークを行うメリットは3つあります。
1、工事不要で着いたその日からテレワークに使用可能
光回線の場合、工事の予約が必要で、2週間以上待たされる事もあります。
更に工事への立ち合いも必要です。
ポケット型WiFiは、ネットで契約して着いたその日から使えます。
2、持ち運び可能で外出先でも使える
こちらも固定回線には無い魅力です。
コンパクトなポケット型WiFiを持っていけば外出先でもテレワークが可能です。
たとえば外出先のスターバックスなどで気軽にテレワークができます。
3、料金が固定回線よりリーズナブル
光回線が月額4000円~6000円程度なのに対し、ポケット型WiFiは3000円台で利用できます。
【光回線と代表的なポケット型WiFiの比較】
月額実質料金(税込) | 最大速度 | 速度制限 | |
光回線 | 4000円~6000円程度 ※工事費の月賦込み | 最大2Gbps(NURO光) 最大1Gbps(フレッツ光) | 無制限 |
WiMAX (GMOとくとくBB) | 3713円 ※端末無料 | 最大2.7Gbps程度 | 無制限 |
速度面でもポケット型WiFiも健闘はしていますが、やはり光回線の安定性にはかないません。
ちなみに、ネット回線の快適度の目安は以下の通りになります。
ポケット型WiFiの速度でも十分であり、テレワークが可能なのが分かります。
ホームルーターとポケット型WiFiの比較
ソフトバンクエアーとポケット型WiFiをテレワーク用途として導入する場合を比較してみます。
ソフトバンクエアーが使う回線はソフトバンクのポケット型WiFiが使うWiFi回線と同じです。
原理的はポケット型WiFi端末と同じですが、幾つか違う点があります。
【ソフトバンクエアーとポケット型WiFiの主な違い】
電源 同時接続数 ソフトバンクエアー
(Airターミナル4)コンセント 64台 ポケット型WiFi
(Pocket WiFi 802ZT)バッテリー 16台
ソフトバンクエアーは同時接続台数が多くコンセントで接続。コンセントで接続ですから携帯できません。
その代わり、ソフトバンクエアーから出るWiFi電波は範囲が広く家じゅうをWiFi環境にしてくれます。
したがって自宅のみでテレワークをするのならソフトバンクエアーも選択肢に入ります。
工事ができるなら光回線という選択肢もあり
テレワークでポケット型WiFiを利用する場合を解説してきましたが、より安定的な通信回線を求めるなら光回線がベターです。
なお、三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の方は指定の光回線を利用すれば、携帯料金が最大1100円割引になります。
GMO光アクセス
月額実質料金 | 戸建て:4818円 集合住宅:3773円 |
工事料金 | 工事費実質無料 |
月額のシンプルな安さで人気の光回線。戸建て4818円、集合住宅3773円と月額料金がシンプルに安く、工事費も実質無料です。
NTTフレッツ光と同じなので対応エリアの広さも魅力。
ルーターも無料でレンタルで、3年以上使うとそのままプレゼントしてもらえます。
v6プラス対応で高速で快適な通信回線を利用できます。
契約期間の縛りがなく解約金もなしなので、短期のテレワークにも向いています。
GMO光アクセスは携帯電話の割引はありませんが、シンプルに月額料金が安いため大人気になっています。
ドコモ光
携帯電話がドコモならドコモ光を契約すると携帯料金が毎月最大1100円割引になります。
家族も割引の対象のため、家族が多い方ほど毎月の割引額が大きくなります。
月額実質料金 | 戸建て:5720円 マンション:4400円 |
工事料金 | 無料 |
スマホ割引 | ドコモ:最大1100円/1名 |
キャンペーン | 10000円のキャッシュバック |
WiFiルーターは無料レンタル。オプションに加入するとさらにキャッシュバック額が増額されます。
ドコモ光には10GBのプランもあり(通常の光回線は1GB)、こちらは戸建、集合住宅ともに6380円になります。
auひかり
auユーザーと、同じKDDIグループのUQモバイルを利用しているならauひかりがおすすめです。
携帯料金が毎月最大1100円割引になります。さらに家族の携帯料金も割引になるため一家の通信料金をトータルで安くできます。
月額実質料金 | 戸建て:5610円~ マンション:4180円~ ※ひかり電話基本料コミ |
工事料金 | 無料 |
スマホ割引 | au、UQモバイル:最大1100円/1名 |
キャンペーン | 30000円 |
ひかり電話の基本料コミで戸建:5610円~、マンション:4180円~。
キャッシュバックキャンペーンがあり、オプションを付けないと30000円。様々なオプションをつけるとキャッシュバック額が上がります。
auひかりはフレッツ光ではなく独自回線のため通信速度の高速さが特徴です。テレワークを快適にしたい方におすすめの回線です。
WiFiルーターも無料レンタル。
auひかりは独自回線で高速なのですが、その分対応エリアがやや狭いので契約前にエリアは必ず確認してください。
ソフトバンク光
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーなら「ソフトバンク光」がおすすめ。
「おうち割 光セット」が適応されて、ご自身だけでなく家族のスマホまで毎月最大1100円安くなります。
そもそもの月額料金が安い上にスマホの割引があるのでかなりお得です。
月額実質料金 | 戸建て:5720円 マンション:4180円 |
工事料金 | 屋外・宅内工事あり 26400円(1100円×24回) 宅内工事のみ 10,560円(440円×24回) ※他社から乗り換えの方は無料 |
スマホ割引 | ソフトバンク、ワイモバイル:最大1100円/1名 |
キャンペーン | 40000円キャッシュバック |
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーの方ならソフトバンク光がおすすめ。
携帯料金がセット割で最大1100円/月割引になります。毎月の割引なので1年にすると13200円。
家族も割引の対象ですからお得度が高いです。
工事費は他社からの乗り換えなら無料、新規だと費用がかかりますが、キャッシュバックが40000円あるのでこれを工事費に充填する形です。
テレワークの為のポケット型WiFiの助成金と導入実例
テレワークは国の推奨する働き方なので、ポケット型WiFiを導入する企業には助成金制度があります。
実際にテレワークを推進している実例とあわせてご紹介します。
テレワークでポケット型WiFiを導入する際に利用できる助成制度
経営者がテレワークで従業員にポケット型WiFiを支給する際、懸案事項となるのがそのコストでしょう。
1台当たり数千円の通信費がかかるため、対象人数が多ければそれなりの負担となります。
あわせて、パソコンも支給するとなればさらに負担は増えることになります。
実は、企業のテレワーク導入準備にかかるコストについては、さまざまな助成金が適用されます。テレワーク用通信機器の導入・運用も対象とされているため、ポケット型WiFiは助成対象となります。(※パソコンは対象外です。電話確認済。)
同様に、東京しごと財団や各自治体などでも助成金の受付を行っています。
ポケット型WiFiを社員に支給してテレワークを推進している企業
ポケットWiFiを社員に配り、テレワークをすすめている企業も増えて来ました。
増加しつつあるテレワーク導入企業
働き方改革の一環として、サテライトオフィスの設置や在宅勤務制度の導入などテレワークを推進する動きが加速しています。
テレワークを行う際に必須となるのはさまざまなICTインフラ。セキュアなクラウドサービスやリアルタイムのビジネスチャットアプリなど、先端のICTなくしてはテレワークは成り立ちません。
そんなテレワークのネット環境を構築するために、高速データ通信可能なポケット型WiFiを利用する企業も増加中です。ここではテレワークにポケット型WiFiを活用している企業をご紹介いたします。
在宅勤務を行うには高品質なネット環境が必須
まず、現在どの程度の企業がテレワークを導入しているのかを見てみましょう。
令和元年5月30日に総務省がリリースした通信利用動向調査によれば、有効回答数2119社のうち19.1%の企業がテレワークを導入しているそうです。
また、同調査によれば約6割以上の企業がクラウドサービスを利用しており、ファイル保管・データ共有や社内情報共有、スケジュール共有などの用途でこれらのサービスを使っています。
個人利用とは異なり、法人で使うクラウドサービスはデータ量が段違いに多く、セキュリティもそれなりのものを求められます。
カフェなどの無料WiFiからの接続を禁止している企業もあるほどです。
在宅勤務の社員にノートPCやタブレットなどと同様に通信速度とセキュリティに優れたポケット型WiFiが貸与されることもあります。
ポケット型WiFiを支給しテレワークに取り組む企業
ではテレワークを行う社員にポケット型WiFiを貸与して働き方改革に取り組んでいる企業の事例をご紹介しましょう。
事例1・ポニーキャニオン
多くのアーティストが在籍し、CDやDVDなどのソフト制作・販売を手掛けている株式会社ポニーキャニオンは、2016年に開始した働き方改革事業の一環としてテレワークを導入しています。
主に制作や宣伝部門を中心として時間の有効活用を目的とした出社を必要としない勤務制度を整備し、リモートで業務が完結できるネット環境を構築しました。
該当する社員にはポケット型WiFiを貸与し、セキュアで高速なネット環境を提供しています。
なお、同社はさらなる働き方改革を進めるためテレワーク・デイズ2019にも参画しています。
事例2・静岡県静岡市
「お試しテレワーク体験」と題して、主に首都圏の企業に対して静岡でのテレワークの呼びかけを行っています。
将来的な移住・定住に向けて静岡市内でテレワークを体験してもらうという目的で、都心にある企業で働く社員が静岡市内の駅近コワーキングスペースなどを利用してもらうための施策を予算化しています。
具体的には、往復新幹線代の支給やコワーキングスペース利用料の負担とともに、ポケット型WiFiの貸与が挙げられています。
これにより、都心部の会社員はほぼ個人負担が無い状態でテレワークを実践することが可能となり、実際に複数の企業がこの制度を利用して働き方改革を進めています。
テレワークで使うポケット型WiFiよくある質問
ポケット型WiFiでテレワークはできる?
できます。ご自身の仕事のスタイルに合ったものを選びましょう。
ポケット型WiFiのレンタルはできる?
AiR-WiFiやクラウドWiFiなどは無料でポケット型WiFiをレンタルしてくれます。WiMAX(GMOとくとくBB)の場合、無料で手に入ります。
テレワークにおすすめのポケット型WiFiは?
まずは無制限で高速なWiMAXを検討するのがおすすめです。ライトな利用ならクラウドSIMのポケット型WiFiも選択肢ですが通信速度は期待できません。
テレワークに最適なポケット型WiFiまとめ
テレワークに使うポケット型WiFiは無制限、高速なWiMAXがおすすめです。
特にZoom会議には通信速度が求められます。WiMAXのポケット型WiFiはWiMAX回線だけでなくau4GLTE、au5Gに対応しており、高速で安定した通信クオリティが期待できます。
特におすすめはWiMAXプロバイダ、GMOとくとくBBです。
キャッシュバック適応で月額実質3713円と格安。端末代も無料です。