ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアには格安SIMがあり、三大キャリアより安い料金で契約が可能です。
楽天モバイルにも格安SIMはもちろんあります。
元々月額料金の安い楽天モバイルですから、その格安SIMともなるとかなりの安さが期待できます。
今回は、そんな楽天モバイルの格安SIMを中心に解説していきます。
楽天モバイルの格安SIMはプリペイド方式、買い切りなのが魅力
今回紹介する楽天モバイルの格安SIMは、
- 買い切り
- 契約なし
- 解約手続きなし
のプリペイド方式です。
最初に料金をまとめて支払って期限までに使い切るという仕組みになっています。
最初にまとめて支払うので初期費用はかかりますが、その分、月額がとんでもない程に安くなるのが魅力です。
更に使い切った後も継続利用することも可能です。
楽天モバイルの格安SIMは50GB以上の大容量もある!
まずは50GB/月、100GB/月、300GB/月と大容量の格安SIMから紹介します。
というのは格安SIMでこれだけ大容量のものは珍しいからです。
容量の大きな格安SIMなら楽天モバイル回線のSIMが圧倒的に安いです!
こちらは、楽天モバイルが公式に販売しているデータSIM。
~3GB:1078円、~320GB:2178円と小容量も安いですが、一番の強みはやはり無制限に利用しても3278円と格安な点です。
大容量で、かつ、格安なのが楽天モバイルの魅力ですから格安SIMの場合でも大容量のものがリーズナブルなんです。
こちらは格安SIMのショップ、カレンダーワールドが提供。
すべて1年分の買い切りで、初期費用、解約費用なし、契約不要のプリペイド方式です。
特に100GB、300GBは結構な量で、これだけ大容量だと自宅の固定回線にかなり、いいんじゃないでしょうか。
主な仕様はご覧の通りです。
【楽天モバイル大容量格安SIM】
50GB | 100GB | 300GB | |
au回線 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
SMS | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
1年料金 | 20400円 | 28200円 | 36000円 |
月額換算 | 1700円 | 2350円 | 3000円 |
なお、どれもデータ専用SIMで通常の音声通話はできません。
ただIP電話やLINE通話などは可能です。
まず50GBプラン。
au回線、つまりサポート回線には非対応。楽天モバイル回線のみです。
都市部はいいですが、地方や郊外の方はキツイかもです。
楽天モバイルは楽天モバイルの独自回線とサポート回線(auから借りている回線)の二本立てです。
楽天モバイルのエリアが不十分なのでauから借りている状態。
したがって契約する場合は、楽天モバイル回線のエリア内かを確認するのは必須です。
さらにSMSには対応していません。
1年の使い切り、先払い一括で20400円。
月額に換算すると1700円。かなりリーズナブルです。
次の100GBプラン。
こちらもau回線には非対応。楽天モバイル回線のみです。
SMSも利用不可。
1年間、28200円のプリペイド。月額に換算すると2350円になります。
ちなみに楽天モバイルの最強プランで100GB使うと3278円ですから、格安SIMの方が1000円くらい安くなります。
300GBプラン。au回線には非対応。SMSも非対応です。
1年の合計は一括36000円の先払い。これを月額に換算すると3000円です。
300GB使えて3000円というのは破格と言っていいです。
ゲームとか沢山やる人にはちょうどいいですよね。
これだけ大容量に使えて安いのは楽天モバイルの格安SIMならではと言えます。
とはいえ楽天モバイルの公式で300GB使っても3278円。
こちらの格安SIMの300GBプランだ3000円ですから、楽天モバイルと比較するとめちゃくちゃ安いという程ではありません。
ちなみに、ゲーマーに人気のリンクスメイトだと300GBで月額17875円でした。
リンクスメイトはドコモ回線ですが、それにしても価格差がすごすぎます。
なお、この3つのプランともに、月の上限を使い切った後は、200kbpsの低速になります。
200kbpsですから、全く使えない、という速度ではないのもポイント高いです。
200kbps出ればメールのチェック、テキストベースのSMS、SNSなどが可能。
通常のキャリア回線の通信制限後の速度が128kbpsで全く使いものにならないのと比べると良心的な通信速度です。
さらにもう少し容量が少ないプランがこちら。多くの方はこちらかもですね。
3GB~の低容量も楽天モバイルの格安SIMの魅力
楽天モバイルのデータ専用格安SIMには低容量のものも人気です。
こちらも楽天回線で月3GB、7GB、30GBの三つのプランがあります。
【楽天モバイル低容量格安SIM】
3GB | 7GB | 30GB | |
au回線 | 1GB | 2GB | 3GB |
海外利用 | 1GB | 1.5GB | 2GB |
SMS | 受信可能 | 受信可能 | 受信可能 |
1年料金 | 6060円 | 8640円 | 21600円 |
月額換算 | 505円 | 720円 | 1800円 |
表にするとこんな感じになります。こちらも月の上限使い切った後でも200kbps出ます。
3GBプランは楽天モバイル回線の他にau回線が1GB上限で使えます。
なお、このau回線で1GB使った分は月の容量としてカウントされます。つまり楽天回線とau回線をあわせて3GBということです。これは7GB、30GBのプランも同じです。
SMSは受信可能。アプリなどの認証に使えます。
1年分の買い切りで一括6060円。月額に換算すると505円と非常にリーズナブルです。
楽天最強プランは3GBまで1078円ですから、半額以下の料金になります。
さらに海外でも1GBまで使えます。
7GBプラン。au回線は2GBまで可能。SMSは受信対応です。
1年の合計は8640円のプリペイド。月額に直すと720円と激安です。
さらにこちらも、海外では1.5GBまで利用可能です。
30GBプラン。こちらはau回線が上限3GBまで利用可能。SMSは受信のみで対応しています。
1年の料金は21,600円の一括。
これを月に換算すると月額1800円。30GB使えて1800円というのも激安です。
こちらも、海外では2GBまで利用できます。
楽天モバイルの格安SIMの3つのメリット
楽天モバイルの格安SIMには以下のようなメリットがあります。
- 月額料金が安い
- 買い切りで契約も不要
- データ上限超過後も通信速度がそこそこ出る
まずは、月額料金が格安であるという点です。
楽天モバイルは、そもそも他社キャリアよりも格安です。
その楽天モバイルよりも安いのですから非常にリーズナブルに通信が楽しめます。
さらにプリペイド方式なので、契約は不要です。契約がないのでもちろん違約金もありません。
使い切ったらそれで終了です。
さらに1年使い切った方のために延長専用プランも用意されています。
1年使ってみて気にいったら延長して引き続き利用ができます。
一カ月のデータ量の上限に達しても200kbpsの通信速度が出るのも大きなメリットです。
メールやSMSくらいはできますから低速無制限と言い換えても良いかも知れません。
楽天モバイルの格安SIMのデメリット
楽天モバイルの格安SIMにはデメリットもあります。
契約してから後悔しないようにチェックしておきましょう。
- データ専用SIMである
- 通信速度は楽天モバイルより劣る
まずはデータ専用SIMで音声通話には対応していない点です。
データ専用ですから用途が限られます。
例えば、povoを通話専用の回線にして、楽天モバイルデータSIMを入れるというデュアルSIM運用がおすすめです。
また、大容量のプランならば、ホームルーターやモバイルWiFiに楽天モバイルの格安SIMにさして、自宅用の固定回線として利用するのも良いでしょう。
LINEやスカイプなどの通話アプリを使用して音声通話をするのもアリです。
通話ではデータもそれほど消費しないので音声通話アプリを入れるのはおすすめです。
さらに、格安SIMですから楽天モバイル回線よりも品質は劣るのもデメリットです。
とはいえ、最近は楽天モバイルの通信品質が向上してきているので、それ程使えないとは考えにくいです。
特に3GB、7GB、30GBのプランはau回線も使えるので、品質に関する不満は出にくいのではないでしょうか。
ただ、楽天モバイル回線にドコモやau、ソフトバンク回線のような高速さを求めている方は不満に思うでしょう。
通信速度にはあまり期待はしない方が良いと言えます。
楽天モバイルの格安SIMまとめ
今回は、カレンダーワールドの楽天モバイルプリペイドSIMを紹介しました。
3GB、7GB、30GBのSIMはau回線が使えて、さらにSMS送信できます。
50GB、100GB、300GBはau回線非対応で、楽天モバイル回線のみ。
SMSにも非対応です。
3GB、7GBのプランはスマホにpovoと一緒にスマホにSIMを入れてデュアルSIM運用がおすすめです。
50GB以上の方は、モバイルWIFIやホームルーターにさして、自宅の固定回線とかに使うと便利そうです。
初月は無料なので、最大13ヵ月使えます。
ぜひ検討してみてください。