最近SNSなどで「ホリエモバイル」(HORIE MOBILE)という言葉を聞くようになりました。
ホリエモバイルはホリエモンこと、堀江貴文さんとはエックスモバイルのコラボ格安SIMです。
現時点でかなり話題になっており、特に楽天モバイルとの料金の違いに注目が集まっています。
そこで今回は、「ホリエモバイルって実際どうなの?」ということで他社と徹底比較してみます。
また格安SIMの新しい形としてのホリエモバイルについても考えてみました。
ホリエモバイルの月額料金やプラン内容は?
話題のホリエモバイルの具体的なプラン料金はご覧のとおりです。
20ギガ 5分かけ放題がついて月額2,728円。
これは何かに似ていますよね。
ホリエモバイルはahamoのプラン内容と似てますからahamoがまずライバルになります。
ahamoのプランはご覧のとおり。20ギガ2,970円。これにホリエモバイルと同じように5分かけ放題も付きます。
以下がホリエモンプロデュースのホリエモバイルとahamoのプラン比較表です。
月額料金はホリエモバイルの方が少し安いです。
容量は20ギガ、通話は5分かけ放題付きでどちらも同じ。
20ギガ超過後の速度は、ホリエモバイルはまだ未発表ですが、一般的な格安SIMにならって最大128Kbps程度になると推測されます。
一方、ahamoは最大1Mbpsとそこそこの速度が出るのが魅力。最大1MbpsあればYouTubeも標準画質程度なら視聴可能です。
データの繰り越しに関しては、ホリエモバイルを運営する事になるエックスモバイルのプランを参考にすると、繰り越しできる可能性が高いです。
一方、ahamoはデータの繰り越しは不可です。
とはいえ、ホリエモバイルが繰り越し可能かは正式発表まで分かりません。
特にホリエモンのファンじゃないならahamoがおすすめ
率直にいうと、現在までの情報で判断するなら、特にホリエモンのファンでなければahamoの方をおすすめします。
ahamoはMVNOではなく、あくまでドコモのオンライン専用ブランド。
通信クオリティが高いです。
一方、ホリエモバイルはMVNOですから、特にお昼や混雑時間帯の通信速度が落ちることもありえます。
さらにahamoは通信制限後も最大1Mbpsとそこそこの速度が出るのも良いですね。
低速ではありますがウェブサイト閲覧なんかは問題なく利用できます。
月額料金はホリエモバイルの方が少し安いですがahamoの方がメリットは大きいです。
とはいえ、堀江貴文さんが参入したホリエモバイルにもメリットはあります。
ホリエモバイルの強みは2つ!
ホリエモバイルの強みは以下の2つです。
- 店舗サポートがある
- 独自コンテンツ
まずは店舗のサポート。
ahamoは基本的にはオンラインで完結なので店舗サポートはありません。
例外的に3,300円支払えばドコモ店舗でサポートをしてもらえますが、有料です。
ホリエモバイルはMVNOにしては珍しく店舗サポートが付くのは安心感が高いです。
さらに、独自コンテンツ。
こちらはホリエモンのメルマガやオンラインサロン的なものが考えられているようです。
ホリエモバイルは月額料金の安さというより付加価値で勝負するMVNOと言えそうです。
ホリエモンのファンなら限定コンテンツが携帯料金コミ、月2728円で手に入るのですから安いと言えるのではないでしょうか。
ホリエモバイルは付加価値で勝負。
付加価値で勝負というと、Y.U-mobile が思い浮かびます。
こちらもU-NEXTが視聴できるという付加価値で人気の格安SIMです。
参考 y.u mobileが5か月無料キャンペーン!【値引き合戦】過激化へ
ホリエモバイルはy.u mobileと同じ路線と言えるのかも知れません。
ホリエモバイルと他社(IIJmio・NUROモバイル・mineo)との比較
ここからはホリエモバイルと他社MVNOの月額料金を比較してみます。
IIJmioとホリエモバイルの比較
まずは月額料金の安さでおなじみのIIJmio。
こちらは20ギガが2,000円。5分かけ放題が500円なので、合計2,500円。
ホリエモバイルは月2,728円ですから230円程度安いです。
ただ、独自コンテンツや店舗サポートを考えるとホリエモバイルが特に高いとも言えません。
NUROモバイルとホリエモバイルの比較
次はNUROモバイル。こちらはNEOプランライトで比較してみます。
NEOプランライトは20ギガで2.090円。
NUROモバイルの5分かけ放題は490円なので、月額合計2,580円になります。
こちらもホリエモバイルの現在発表されているプランより安いです。
mineoとホリエモバイルを比較
次はさとうも利用中のmineo。
ホリエモバルのライバルに当たるのは20ギガのプランで月額2,178円。
mineoには5分かけ放題はないので、10分かけ放題を追加してみます。
10分かけ放題が550円なので、合計2,728円。
5分ではなく、10分のかけ放題がついてもホリエモバイルと同額になりました。
ホリエモバイルと楽天モバイルを徹底比較
楽天モバイルは従量課金式。使った分だけ月額料金が増えていく形式で三段階に分かれています。
ホリエモバイルのライバルとなるのは、20ギガまでの部分で2,178円。
これに楽天モバイルはRakuten Linkでの通話し放題が無料で付きます。
Rakuten Linkを使えば20ギガに通話し放題が付いて2,178円ですから圧倒的にリーズナブルです。
ただこのRakuten Linkは音質が高くないため、仕事などで使うには心細い点があります。
そのため、楽天モバイルにはRakuten Linkを使うのではなく通常の電話のかけ放題も用意されています。
通話かけ放題のオプションは15分かけ放題、1,100円の一択です。
20ギガ2,178円に15分かけ放題をプラスすると3,278円。
ホリエモバイルは20ギガ、5分かけ放題で2,728円。
正直、どちらが良いとは一概には言えないのではないでしょうか。
また楽天モバイルにはプラチナバンドがないため、圏内でも繋がりにくいなんて現象もあります。
楽天モバイルを含めた他社格安SIMと比較してみると分かるとおり、ホリエモバイルは、現状分かっている範囲だと、他社と比べてめちゃくちゃ安いという程ではありません。
ただ、前に述べたとり、店舗サポート、そしてホリエモンの独自コンテンツという付加価値がつく事を考えると、ファンの方なら安いと言えるのかも知れません。
【まとめ】ホリエモバイルはファンの方向け!
今回はホリエモンこと、堀江貴文さんがエックスモバイルと組んでリリースするホリエモバイルについてでした。
特にホリエモンのファンでない方は、あまり魅力がないかもですが、ファンの方には付加価値の高いSIMと言えそうです。
詳細については正式発表がある3月9日待ちですね。
さらにXモバイルのサイトを見ていたら、DXモバイルというのも見つけました。
こちらご存じですか?
これはメンタリスト DaiGoさんとエックスモバイルのコラボになります。
通信料の一部が保護ネコの支援に使われる仕組みになっています。
こちらは格安SIMではなく、モバイルWiFi。
6月30日まで50ギガに増量されて3,850円です。
エックスモバイルというと限界突破WiFiというモバイルWiFiを出していますから、内容はそれと同じかも知れません。
一般的なモバイルWiFiの相場からすると決して安いとは言えませんが、ファンの方々や保護猫を助けたい方には付加価値の高いサービスと言えそうです。
通信業界、これからは価格競争だけでなく、付加価値で選ばれる時代になるかも知れませんね。
特にエックスモバイルはインフルエンサーとのコラボに積極的です。
今回のホリエモバイルもコラボ商品の一つと言えそうです。