LIBMOがドコモ店舗で販売を開始します。
これでドコモの店舗で扱われるMVNOはOCNモバイルONE、トーンモバイル、そしてLIBMOの3つになりました。
この3つの中でも特にOCNモバイルONEとLIBMOはプランで競合する点が多くライバル同士になります。
そこで今回はLIBMOとOCNモバイルONEの比較を中心に解説します!
LIBMOとOCNモバイルONEは「ドコモのエコノミーMVNO」
LIBMOとOCNモバイルONEはドコモのエコノミーMVNOです。
比較する前にドコモのエコノミーMVNOに触れておきます。
ドコモのプラン戦略は大きく分けて3つです。
一番左の「プレミア」は普通のドコモのプラン。家族割などが特徴で家族で使うとお得です。
さらにドコモのショップでのサポートもフルで受けられます。
真ん中の「ニュー」。
これはahamoです。シンプルな料金体系で、オンラインのみのサポート。
その分、高いコストパフォーマンスを誇ります。
一番右の「エコノミー」。これがドコモのエコノミーMVNOで、OCNモバイルONEやLIBMOに当たります。
ドコモのエコノミーMVNOは小容量で、格安料金が特徴になります。
ドコモのエコノミーMVNOは、ドコモショップで契約手続きやサポートを受けることができます。
さらにdポイントとの連携もできるのも大きなメリットです。様々なキャンペーンなどでdポイントを付与してもらえます。
LIBMOがドコモショップ展開するプラン1
LIBMOがドコモショップで展開するプランは二つあります。
まずは「ゴーゴープラン」。こちらは500MB上限でかけ放題とセットのお得なプランです。
500MBのデータのみの契約はできず、必ずかけ放題とセットにする必要があるのが特色です。
ちなみに一番下の「かけ放題マックス」というのは、連続120分かけると自動的に切断されます。
とはいえ120分で切れたら、またかけ直せばいいだけなので、ほぼ完全かけ放題と言えます。
これらの「かけ放題」にはアプリは不要で通常の電話アプリから発信可能です。
また、かけ放題のタイムリミットである5分、10分を超過後は30秒11円と一般的な通話の半額です。
ドコモショップで契約すると「かけほ割」が適応
さらにゴーゴープランをドコモショップで契約すると「かけほ割」が適応され、12ヵ月間割引になります。
5分かけ放題は12ヵ月間990円、10分かけ放題は12ヵ月間1100円です。
無制限のかけ放題マックスに関しては「かけほ割」の対象外で、割引はありません。
例えば、5分かけ放題のプランなら、一年目は990円/月、以降は1100円/月になります。
特に音声通話メインの方にはかなり魅力的なプランではないでしょうか。
【500MBプラン対決】LIBMOとOCNモバイルONEを比較!
OCNモバイルONEのプランはご覧の通りです。
特に500MBプランでLIBMOと競合するのが分かります。
500MB/月コースは、500MB使えて550円。さらに最大10分相当の無料通話がついてきます。
OCNモバイルONEがLIBMOと違うのは、かけ放題を付けなくても月500MB、550円で契約できる点ですね。
LIBMOは必ずかけ放題とセットにする必要があります。
かけ放題を付けた状態でLIBMOとOCNモバイルONEを比較してみましょう。
まず5分かけ放題はLIBMOにしかないので比較になりません。
10分かけ放題付きだとLIBMOが1320円、OCNモバイルONEが1485円で、LIBMOの方が安いことが分かります。
完全かけ放題の場合は同じです。
LIBMOは連続120分通話すると自動的に切れてしまい、またかけ直す面倒さがあるので、ちょっとデメリットはあります。
ただ、ドコモショップで契約すると、LIBMOは最大12ヵ月「かけほ割」が適応されるため、10分かけ放題付きだとLIBMO、1100円、OCNモバイルONE 1485円と結構な差がつきます。
割引は12ヵ月限定なので、そこは注意です。
ちなみにOCNモバイルONEのかけ放題オプションは以下の3つです。
- 10分かけ放題―935円/月
- トップ3かけ放題―935円/月
- 完全かけ放題―1,430円/月
LIBMOにある5分かけ放題がないため、5分かけ放題を契約したい方もLIBMO一択です。
LIBMOがドコモショップ展開するプラン2
さらにLIBMOがドコモの店舗で展開するのがなっとくプランです。
LIBMOのなっとくプランは20GB、30GBといった中容量のプランも魅力的なのですが、ドコモショップで扱うのは、3ギガと8ギガの音声SIMだけになります。
ドコモショップにないプランも一応紹介します。
なっとくプランライトは最大200kbpsの低速無制限。
データSIMのみの提供で528円です。
なっとくプランの3GB、8GBはドコモショップで扱われるのでOCNモバイルONEと競合します。
20GB、30GBといった中容量のプランはLIBMOが得意な所ですが、こちらはドコモショップでの扱いはありません。
ドコモのオンライン専用ブランドahamoが20GB、5分かけ放題付で2970円で競合するので、ドコモショップでは取り扱わないのでしょう。
【3GBプラン対決】LIBMOとOCNモバイルONEを比較!
3GBのプランはLIBMO、OCNモバイルONEともにあるので比較してみます。
かけ放題を付けない素の料金は、LIBMOが980円、OCNモバイルONEが990円でLIBMOがちょっと安いです。
5分かけ放題をつけるとLIBMOは1530円。
10分かけ放題付きならLIBMOが1750円、OCNモバイルONEが1925円。
完全かけ放題付きにするとLIBMOが2410円、OCNモバイルONEが2420円。
LIBMOの方が少し安いことが分かります。
さらに、LIBMOには「かけほ割」があるので1年目は更に安くなります。
10分かけ放題なら「かけほ割」適応で最初の1年は400円近くLIBMOの方が安くてお得です。
また5分かけ放題もOCNモバイルONEには最初からありませんから、LIBMO一択と言えます。
完全かけ放題もLIBMOの方がちょっとだけ安いです。
ただ、LIBMOには一つだけ残念な点があります。
小さくこんな注記(ちゅうき)があるんです。
かけ放題ならOCNモバイルONEよりLIBMOがお得!
今回は同じドコモのエコノミーMVNOであるLIBMOとOCNモバイルONEを比較してみました。
LIBMOは特に5分、10分、無制限のかけ放題付きのプランに強く、かけ放題のオプションを付けるならLIBMOの方が安いケースが多いです。
かけ放題のオプションを付けない場合はOCNモバイルONEの選択肢に入ってきます。
500MBの低容量ならOCNモバイルONE一択。
20GB、30GBといった容量の大きいプランならLIBMOの独壇場と言えます。
ただし、20GB、30GBのプランはドコモショップでは扱っておらず、公式サイトから申し込む必要があるので注意です。
またLIBMOには残念な点があり1年以内に解約した場合、契約しているプランの一か月分を支払う必要があります。
OCNモバイルONEにはこういった決まりがないので、やめやすさならOCNモバイルONEと言えそうです。