楽天モバイル、0円運用でユーザーが減少しています。
現在、楽天モバイルを利用している方で解約を検討している方も多いのではないでしょうか。今回は、楽天モバイルの現状、さらに解約を検討中なら今がおすすめな理由、おすすめ回線を中心に解説します。
7月に月額0円で運用できるプランを終了した楽天モバイル。
そのショックは大きく、今年の3月の時点では568万件あった契約者数は546万件に減少しました。
(注:2022年12月末ではさらに減少して506万件)
22万件のユーザー数減少です。
順調にユーザー数を伸ばしてきた楽天モバイルだけにこの減少は厳しいですね。
今回は、以下のような順番で解説します。
1は「MNP失敗談」も交えて解説。2は「今後、楽天モバイルはどうなるか?本当に大丈夫なのか?」
3については現在、格安SIM各社が楽天モバイルの顧客争奪戦を行っています。中でもお得なものをピックアップして紹介します。
最後まで見ていただくのがベストですが、各項目に飛べるようにしておきます。
それぞれ興味のあるトピックをピックアップしてもOKです。
ではさっそくいってみましょう!
1、楽天モバイルから乗り換えるなら今がおすすめの理由
現
現在の楽天モバイルの料金プラン、楽天アンリミットセブンはこんな感じです。
従量課金制で、3ギガまでなら1078円。20ギガまでなら2178円。それ以降はどれだけ使っても3278円です。
以前は1ギガまでゼロ円でしたが、それがなくなっているんですよね。
ただ「1ギガまでゼロ円」が急になくなるとユーザーも困るので、楽天モバイルは2022年10月末まで実質0円で利用できるようにしています。
8月の末までは1ギガまで引き続き0円。9月、10月は楽天ポイントが還元されるので実質0円です。
本当の0円とポイント還元の実質0円との差は正直大きいですね。
楽天ポイントを良く利用する方は9月、10月も続けても良いでしょうけど「楽天ポイントなんか使わないなあ」なんて方は、8月に解約してしまうのがおすすめです。
今月解約しようと思っている方は早めに行動するのが良いですよ。
実は、さとう、NMPのタイミングに失敗して二重に料金を支払う経験をしています。
さとうはUQモバイルからマイネオに乗り換えて、現在マイネオを利用しています。
マイネオは快適でおすすめなんですが、MNPのタイミングでしくじって、マイネオの開始月にUQモバイルの料金も支払っています。つまり、二重に支払ってるんですね
マイネオに申し込んだのが6月29日です。「ええーーー遅すぎるよ!」とMNPに慣れている方は思っている事でしょう。なんという認識不足。
郵送でSIMが届いたのが7月4日。その日のうちに手続きをして開通しましたが、時すでに遅しです。
結果として、7月はUQモバイルの料金とmineoの料金を支払うことになりました。
NMPの解約のタイミングはSIMカードが届き開通した日です。ここ重要です。
これから使う回線が開通するまで以前の回線は解約になりません。
ご存知の方は今さら知識でしょうけど、ほんと大事です。
店舗での手続きなら即日の可能性もありますが、オンラインは注意ですね。
こちらはmineoの申し込みからSIM出荷までの流れです。
審査に2~3日程度かかります。さらに審査完了から出荷まで3~4日程度とあります。出荷してから更に届くまでかかるので、スケジュールには余裕を持ちましょう。
また、楽天モバイル側でも、MNPができないシステム障害が発生した事もありました。
これはすでに復旧済みですが、沢山の解約者が一度に出た場合、不測の事態もあり得ます。
楽天モバイルを解約して他社に乗り換えるなら、はやめに行動するのがおすすめです。
2、前途多難!楽天モバイルの今後
6月の中間決算によると、楽天グループは1766億円の赤字です。これは前年の同期から995億円の悪化になります。
特にモバイル事業の赤字が重く、モバイル事業にかぎると営業赤字は2593億円。ちょっとすごい数字です。
EC事業など他のものは好調なのですが、モバイル事業が楽天グループの足をひっぱってる形です。
さらに冒頭で触れたとおり、ゼロ円終了によるユーザーの流出も問題です。
今年の3月時点で568万件あった契約者数は546万件に減少。22万件のユーザー数減少です。
三木谷さんは「新料金発表後のMNO回線解約ユーザーのうち8割はデータ利用量1GB未満のユーザーだった」と述べています。
更に、「1GB以上利用するユーザー数は純増している」と述べており、お金を沢山落としてくれるユーザーが増えている事を強調しています。
収益をうまないユーザーを切ったという事になりますが、切られた側はちょっといい気持ちはしないですよね。
更に「2023年中に人口カバー率99%を目指す」ことも目標として触れられました。
しかし、楽天モバイルの電波はプラチナバンドではないので、エリア内でも繋がりにくいという事があります。
いくらエリアが広がっても繋がりにくいという問題です。
楽天モバイルの周波数帯は建物などに遮断されやすく、障害物に弱いです。
その点、プラチナバンドは建物の奥や影でも繋がりやすいのが魅力。
プラチナバンドは現在、ドコモ、au、ソフトバンクで埋まっているので、楽天モバイル側は、三大キャリアに分けて欲しいと要求しています。
しかし、三社とも難色を示しているのが現実です。
お役所を動かすには世論の力って重要だと思うんですよね。
しかし、最近の三木谷さんの発言をきいていると世論という強い味方を失っている気がするんです。
「血を入れ替えるといったら怒られるかもしれないが、われわれにとって優良なユーザーに変えていく動きだった」
「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困る」
0円を売りに契約させておいてて、これは無いと思うのはさとうだけでしょうか。
3、楽天モバイルからのおすすめ乗換え先3選
楽天モバイルを解約する方が急増しているため、各社とも熾烈なキャンペーン合戦を行っています。
中でもおすすめの格安プラン、格安SIMを3つピックアップしてみました。
【おすすめ乗換先1】LINEMO
1つめのおすすめはソフトバンクのオンライン専用プラン、LINEMOです。
格安SIMではなく、あくまでソフトバンクのオンライン専用プラン。
そのため回線品質はソフトバンク回線そのものでクオリティが高いです。
プランは2つあり、特におすすめなのが3ギガ、月額990円のミニプラン。楽天モバイルなら3ギガまで1078円ですからLINEMOの方がすこし安いです。
参照LINEMOのミニプランとは?メリット・デメリットや申込み手順を徹底解説
おすすめの最大の理由は、このキャンペーン。3ギガのプランを半年間実質0円で利用できます。ペイペイポイントが還元されることで毎月3ギガ、実質無料で利用できるんです。
更に通話5分の定額が1年間0円で利用可能。3ギガ半年間実質無料、更に通話5分定額1年間無料。ちょっとお得過ぎですね。
LINEMOは楽天モバイルを意識したキャンペーンが他にもあるので、公式サイトでチェックしてみてください。
\今なら最大6ヵ月実質無料!/
【おすすめ乗換先2】povo
二つ目のおすすめはpovo。auのオンライン専用プランです。
こちらも格安SIMではないので、auと同等のクオリティの通信品質が魅力です。
最大の特徴は、基本料が0円であること。0円で契約を続けるには180日以内にトッピング購入等をするのが条件ですが、特にサブ回線には最適です。
基本料0円に、様々なッピングをして利用するのがpovoの特徴。
おもなトッピングはこんな感じ。トッピングの特徴は利用期限が設けられていることです。
たとえば、24時間データ使い放題は330円。1ギガ7日間で390円。3ギガ30日間で990円です。特に3ギガ30日間990円なんかは魅力的ですね。
【おすすめ乗換先3】BICSIM
おすすめの3つめ。最後はBICSIMです。
BICSIMはIIJmioとビックカメラが提携している格安SIMサービス。3つめのおすすめ、日本通信SIMと迷ったのですが、BICSIMの方が今はお得なのでこっちにしました。
BICSIMは、店頭で申し込むと10000ポイント貰えます。(15000ptの時もあり)
このチャンネルをご覧になっている方はおなじみですね。
しかもこの10000ポイントをBICSIMの支払いにあてることが可能。
一年間BICSIMを利用してもポイントが余って黒字になるケースすらあります。
BICSIMの月額料金はこんな感じ。
現在、6か月間、月額料金440円割引のキャンペーンを行っており、低容量プランが特に安いです。2ギガなら月額850円のところ、6ヵ月間410円。4ギガなら月額990円のところ6ヵ月間550円で利用できます。
その他のプランはご覧の通りですが、やはり特に2ギガ4ギガがおすすめです。
さらに、店頭で申し込めば1万ポイントもらえるので年間黒字での契約も可能な格安SIMとして人気です。
楽天モバイルの今後の動きに要注意
以上、楽天モバイルからの乗り換えにおすすめのSIMを3つ紹介しました。この他に日本通信SIMなどもいいですね。
MNPにはそれなりの時間がかかるので早めに準備しておくのがおすすめです。
楽天モバイルの今後については、プラチナバンドが獲得できるかどうかにかかっていると思います。
楽天モバイル、三木谷さんの今後の一手に注目ですね。