持ち運びWiFiは容量、料金、エリア、速度など比較要因が多く初心者の方には選ぶのが難しいのが現状です。
今回は持ち運びWiFiの選び方、更におすすめをピックアップ!
初めての方でも分かるようにポイントに絞って解説します。
結論を言えば、もっともおすすめな「持ち運びWiFi」はWiMAXの端末です。
WiMAXはKDDIグループのため、WiMAXの他にau4G、5Gにも対応しており、通信速度が非常に高速。
さらに月額4000円台とコストパフォーマンスにも優れているため、最もおすすめです。
持ち運びWiFiおすすめ5選
これまでの比較の結果、安くておすすめの持ち運びWiFiは以下です。
1、GMOとくとくBB~高速、無制限なのに安い
5G対応の高速回線、使い放題で人気のWiMAXの持ち運びWiFi。
中でもGMOとくとくBBは月額実質3872円でリーズナブル。
持ち運びWiFiだけでなく、設置型の置くだけWiFiも選べます。
GMOとくとくBB基本情報 | |
月の上限容量 | 無制限 |
端末代 | 分割代を月額に含 |
キャッシュバック | 23000円 |
月額実質料金(税込) | 3872円 |
WiMAX回線は使い放題である上に高速なのでストレスがありません。
持ち運びWiFiを検討するならまず一番にWiMAXを検討するのがおすすめです。
2、5G CONNECT WiMAX
5G CONNECT WiMAX基本情報 | |
月の上限容量 | 無制限 |
端末代 | 無料レンタル |
月額実質料金(税込) | 2年契約:3718円 |
契約縛り無し:4950円 |
月額料金が実質3718円とリーズナブルなWiMAX持ち運びWiFi。
30日間のモニター期間があるので、お試ししてみたい方にも最適です。
端末はレンタル。
契約縛りの無いプランもあり、こちらは月額4950円。
WiMAXなので無制限で利用できます。
3、楽天モバイル~従量課金制。対応エリア内なら無制限!
楽天モバイルは無制限で使えるのが魅力。従量課金制で使った分だけ月額料金がかかる仕組みなので無駄がありません。
Rakuten WiFi Pocketという持ち運びWiFiを1円でプレゼントするキャンペーンを行っています。
楽天モバイル基本情報 | |
月の上限容量 | 無制限 |
端末代 | 実質無料 |
月額実質料金(税込) | 3GBまで 1078円 20GBまで 2178円 20GB~無制限 3278円 |
4、クラウドWiFi東京~20GB、50GB、100GBデータ容量が選べる
クラウドWiFI東京はクラウドSIMを利用した持ち運びWiFiです。20GB、50GB、100GBと様々なデータ容量から選べるのが人気の秘密。
クラウドWiFi基本情報 | |
月額実質料金(税込) | 【20GB】 2580円 【40GB】 2980円 【100GB】 3718円 |
月の上限容量 | 100GB |
端末代 | 無料レンタル |
契約年数 | なし |
20GBなら月2580円と非常にリーズナブル。更にクラウドWiFi東京には契約縛りがないため短期から中長期で利用する方におすすめです。
持ち運びWiFiは長期契約になるほど安くなる傾向がありますが、クラウドWiFi東京はいつやめても違約金がないのに安いのが魅力です。
5、MUGEN WiFi~30日のお試し期間あり
30日のお試し期間があるので人気なのがMugen WiFi。
10000円のキャッシュバック適応で月額の実質が3438円とリーズナブル。
申し込んで最短翌日から利用できます。
月の上限が100GBとたっぷりあるのも魅力。
THE WiFi基本情報 | |
月の上限容量 | 100GB |
端末代 | 無料レンタル |
月額実質料金(税込) | 3438円 |
契約年数 | 2年 |
持ち運びWiFi端末は無料レンタル。
持ち運び可能なWiFiとは?
持ち運び可能なWiFiは、正式には「モバイルWiFiルーター」と言います。
電源をONにすればその場がWiFi環境になるため自宅はもちろん外出先でも様々な端末のインターネット接続が可能になります。
ポケットに入るくらいコンパクトなので一般的にポケット型WiFiともいいます。
一台あれば複数の端末のインターネット回線をサポートできるのも魅力です。
置くだけWiFi(ホームルーター)は、持ち運び型のWiFiと仕組みは同じです。
電波を受信し、端末からWiFiを出力して、他の端末のネット環境を整えます。
持ち運びWiFiと異なる点は、電源がコンセントであるため持ち運びができない事。
コンセントから電源をとり、強力なWiFi電波を出力。遠く離れた場所にある端末もWiFi環境に接続できるようになります。
持ち運びWiFiはWiFiが置くだけWiFiほど強力ではないため、端末同士を近づける必要があります。
持ち運びWiFiの選択肢には3つの種類がある!
持ち運びWiFiの現実的な選択肢としては大別して3つの種類があります。
どのタイプが自分に合ってるかチェックしておきましょう。
- WiMAXの持ち運びWiFi
- クラウドSIMの持ち運びWiFi
- 楽天モバイルの持ち運びWiFi
ちなみに三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の持ち運びWiFiは現実的な選択肢になりません。
後で解説しますが、端末もプランも高額すぎて、ここに挙げた3つの料金の安さにはは全くかなわないからです。
1、WiMAX回線の持ち運びWiFiの特徴
WiMAXはKDDIが運営する格安、無制限、高速の回線で持ち運びWiFiを選ぶならまずここを検討すべきです。
KDDIグループなのでWiMAX回線、au4G、au5Gの3つの回線が使えます。
WiMAXには多くのプロバイダがあり、激しい値引き合戦を行っています。
WiMAXプロバイダ「GMOとくとくBB」が月額料金が端末代コミで4000円前後と格安で当サイトイチオシです。
2、クラウドSIMの持ち運びWiFiの特徴
クラウドSIMは月の上限はありますがWiMAXより安いので人気の持ち運びWiFiです。
クラウドSIMは最新技術でその時々で最適な回線を選んで接続する方式です。
日本では三大キャリアを契約しており、ソフトバンク、au、ドコモの中からその時々で最適なものを選んで接続します。
4Gのみに対応でWiMAXほどのスピードは期待できませんが日常使いには問題ないレベルです。
動画視聴も問題ないレベルなのでリーズナブルさで選ぶならクラウドSIMの持ち運びWiFiです。
クラウドSIMのルーターは基本的にレンタルです。
WiMAXほどの速度は期待できませんが主にライトユーザーにおすすめです。
3、楽天モバイルの持ち運びWiFiの特徴
楽天モバイルは従量課金制で使った分だけ料金のかかる仕組み。
3GBまでは1078円、20GBまで2178円、それ以上はいくら使っても無制限で3278円とリーズナブルです。
以前は対応エリアの狭さがデメリットですが、現在は人口カバー率99.9%。
全国どこでも無制限で使えるようになりました。
楽天モバイルの持ち運びWiFiはかなりおすすめです。
楽天モバイルの持ち運びWiFiのデメリットは4Gのみの対応である事と、そもそも5Gエリアが狭いことです。
4Gでも十分な速度はでますが、5G回線を積極的に使いたい方には、やはりWiMAXの持ち運びWiFiがおすすめです。
持ち運びWiFiの選び方4つの重要ポイント
持ち運びWiFiを選ぶ際には4つのポイントで比較する事が重要です。
1、月額料金の比較
まずは持ち運びWiFiの月額料金を比較です。料金比較表をご覧ください。
【主要持ち運びWiFi比較表】
※画面が狭い場合この表は横にスクロールできます。
データ容量/月 | 月額実質料金 (税込) | 端末代 | |
---|---|---|---|
■WiMAX回線 | |||
GMOとくとくBB | 無制限 | 3713円 | ※端末代月賦 (月額に上乗せ済) |
5G CONNECT WiMAX | 無制限 | 3718円 | 端末実質無料レンタル |
UQ WiMAX 2年契約 | 無制限 | 4248円 | ※端末代月賦 (月額に上乗せ済) |
カシモWiMAX | 無制限 | 4288円 | 無料 |
Broad WiMAX | 無制限 | 4399円 | ※端末代月賦 (月額に上乗せ済) |
BIGLOBE WiMAX | 無制限 | 4666円 | ※端末代月賦 (月額に上乗せ済) |
■クラウドSIM(ソフトバンク・au・ドコモ回線を使用) | |||
AiR-WiFi | 100GB | 3278円 | 無料レンタル |
THE WiFi | 100GB | 3281円 | 無料レンタル |
MUGEN WiFi | 100GB | 3438円 | 無料レンタル |
ゼウスWiFi | 【20GB】 2178円 【40GB】 2948円 【100GB】 3759円 | 同左 | 無料レンタル |
クラウドWiFi | 【20GB】 2580円 【40GB】 2980円 【100GB】 3718円 | 同左 | 無料レンタル |
■その他 | |||
楽天モバイル | 【1GBまで】 0円 【3GBまで】 1078円 【20GBまで】 2178円 【~無制限】 3278円 | 同左 | 無料 |
月額料金は税込月額実質3000円~4000円台前後に集中しており、ライバル同士で値引き合戦を行っています。
2、通信速度の比較
持ち運びWiFiの公式スペックは以下の表の通りです。
【主要持ち運びWiFi比較表】
※画面が狭い場合この表は横にスクロールできます。
下り最高速度 | 対応回線 | 同時接続台数 | バッテリー容量 | サイズ・重さ | |
---|---|---|---|---|---|
■WiMAX | |||||
Speed Wi-Fi 5G X11 | 2.7Gbps | WiMAX・au4GLTE・au5GLTE | 17台 | 4,000mAh | 136× 68× 14.8mm |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 2.2Gbps | WiMAX・au4GLTE・au5GLTE | 10台 | 5,000mAh | 147×76×10.9㎜ |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | 1237Mbps | WiMAX・au4GLTE | 16台 | 3,000mAh | 128×64×11.9mm 125g |
■クラウドSIM | |||||
U2s | 150Mbps | 4G | 5台 | 3,500mAh | 127×65.7×14.2mm 151g |
WiMAXが高速なのが分かります。
中でも5G対応のSpeed Wi-Fi 5G X11は最高速度が2.7Gbpsと光回線(1Gbps)をはるかに超えています。
クラウドSIM方式は4Gのみの対応で速度面ではWiMAXには及びません。
持ち運びWiFiの実測比較
WiMAXの持ち運びWiFiの最大速度は光回線を超えていますが、実際にはこれ程の高速はまず出ません。
実際に使っている方の実測値の平均は以下の通りです。
実測平均 | 最大速度 | |
■WiMAX | ||
Speed Wi-Fi 5G X11 | 48.01Mbps | 2.7Gbps (2700Mbps) |
■クラウドSIM | ||
U2s | 14.75Mbps | 150Mbps |
■楽天モバイル | ||
Rakuten WiFi Pocket | 21.74Mbps | 非公表 |
※みんそく調べ
最大値と実測はこのように大きく異なります。
ただ、最高値との差があるとはいえ、WiMAXが実測でも高速なのが分かります。
これだけの通信速度が出れば日常使いには十分です。
なお、重い動画コンテンツで必要とされる速度は以下の通りです。
画質、モード | 必要な速度 | |
YouTube | SD(360p)画質 | 1.1Mbps |
SD(480p)画質 | 1.1Mbps | |
HD(720p)画質 | 1.1Mbps | |
HD(1080p)画質 | 5Mbps | |
NETFLIX | 低画質 | 0.5Mbps~1.5Mbps |
SD画質 | 3Mbps | |
SD画質 | 5Mbps | |
Zoom | ギャラリービュー | 1.2Mbps |
Zoomについては公式では1.2Mbpsですが余裕を持って10Mbpsは欲しい所。
余裕を持ったとしても持ち運びWiFiでも利用できる事が分かります。
動画ですらこのように余裕があるのでSNSやウェブサイトなどは楽勝です。
3、データ容量の比較
WiMAXと楽天モバイルの持ち運びWiFiは月の上限なしで利用できます。
データを沢山使う方はWiMAXか楽天モバイルがおすすめです。
ただし、WiMAXは全国津々浦々で無制限で利用できますが、楽天モバイルは無制限で使えるエリア(楽天モバイルエリア)が限られているので注意が必要です。
クラウドSIM方式は月の上限が100GBなどと決まっていますがその分月額料金は安いです。
100GBあればかなりの事ができるのでヘビーユーザーでも十分という方は多いでしょう。
4、通信エリアの比較~楽天モバイルは注意!
持ち運びWiFiの通信エリアは通信方式により異なります。
クラウドSIM方式の場合は三大キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)と接続するため対応エリアが非常に広いです。
WiMAXの持ち運びWiFiも3つの回線(WiMAX、au5GLTE、au4GLTE)を利用するため対応エリアが広いです。
楽天モバイルに関しては、楽天モバイル自体の対応エリアはやや狭いのですが、auから借りているパートナー回線があるため広いです。
唯一問題なのは、楽天モバイルがプラチナバンドに対応していないため、建物の陰や奥だと繋がりにくい場合がある事。
対応エリアそのものは広いのですが、エリア内でも場所によってはやや繋がりにくいと感じる点があります。
持ち運びWiFiのデメリットとメリット
持ち運びWiFiとは通称で正式にはモバイルWiFiルーターと言います。その名の通り様々な場所に持ち運んで利用できるWiFi機器ですがメリットとデメリットがあります。
必ずチェックしておきましょう。まずはデメリットからです。
持ち運びWiFi4つのメリット
1、自宅用回線としても使える
WiMAXや楽天モバイルの持ち運びWiFiの場合、データ容量の上限がなく無制限で利用できます。そのため光回線をひく代わりに自宅の回線として利用する方も多いです。
100GB、50GBといった上限がある場合でもライトユーザーの方なら自宅用として十分活用できます。
2、届いたらすぐ使える
持ち運びWiFiルーターの申し込みはオンラインで全て完結します。
パソコンやスマホからインターネットで申し込めば、早い所だと即日発送してくれます。
もちろん光回線のような工事は不要。
簡単な設定で届いたその日から使えます。
3、持ち運べてどこでも利用可能
外出先で使えるのは光回線にない大きなメリットです。
喫茶店でも電車の中でもスイッチをONにするだけで自分だけのWiFi環境ができあがります。
4、停電時も利用が可能
停電になると光回線などのルーターはコンセントから電源の供給ができなくなります。停電時にネット回線が不通になってしまうのです。
持ち運びWiFiルーターは電源がコンセントではなく、バッテリーです。
そのため、万が一停電になった際に非常時のネット回線として大活躍してくれます。
持ち運びWiFiの3つのデメリット
1、容量制限がある持ち運びWiFiが多い
持ち運びWiFiにはスマホと同様にあらかじめ使える容量が決まっているものが多いです。
データ容量の上限に達すると通信制限にかかり利用できなくなります。
データを沢山使う方には無制限で使える持ち運びWiFiがおすすめです。
2、光回線ほど高速ではない
持ち運びWiFiは5G対応の機種も出てきており高速になってきましたがまだまだ光回線にはかないません。
動画視聴などは問題はありませんが、オンラインゲームだと遊べるものと遊べないものが出てきます。
特にシビアな反応速度が要求させるFPSなどのオンラインゲームを持ち運びWiFiでプレイするとストレスがたまるでしょう。
シビアな反応速度が必要なオンラインゲームでプレイするなら光回線一択です。
逆にまったりと遊ぶオンラインゲームなら特に問題はないでしょう。
3、通信エリア外の場所がある
持ち運びWiFiは電波を利用するので山間部などでは通信エリアの場所が存在します。
とはいえ、現在の持ち運びWiFiはキャリア回線(ドコモ、au、ソフトバンク)を使うのでエリア外という事はほぼ無いと言えます。
キャンプやレジャーで山間部に持っていく場合は圏外という事があるかも知れません。
ドコモ・au・ソフトバンクの持ち運びWiFiではダメな理由
持ち運びWiFiを探している方で大手キャリア回線のものを希望する方は少なくありません。
結論から先に書くと、大手キャリアの持ち運びWiFiは高すぎてWiMAXやクラウドSIMの競合相手になりません。
ドコモの持ち運びWiFi
ドコモの持ち運びWiFiのプランはスマホと同じです。
無制限の5Gギガホプレミアが7315円。各種割引があったとしても高額。
スマホとのデータをシェアするプラン(5Gデータプラス)は月1100円ですが、30GBが上限になります。
更に端末代が35640円と高額なため月賦が990円×36回かかります。
auの持ち運びWiFi
auの持ち運びWiFiはKDDIグループのUQ WiMAXと同じものです。
WiMAXの持ち運びWiFiがWiMAX回線だけでなく、au回線も使えるのはグループ会社だからです。
ただし、auはUQ WiMAXと同じであるにも関わらず月額料金が高いため選択肢に入りません。
具体的には月額4721円+端末代22000円の月賦がかかります。
端末の月賦は615円+611円/月×35回。
UQ WiMAXの月額が端末月賦込みで4873円ですから高すぎます。
更にWiMAXプロバイダのGMOとくとくBBならキャッシュバックで月額実質3872円まで下がります。
ソフトバンクの持ち運びWiFi
ソフトバンクの持ち運びWiFiは専用のプランがあり50GB上限で月5280円です。
これに端末代の月賦(800円×36回)がかかり、やはり高いです。
契約しているスマホとデータをシェアするプラン(1078円)もあります。
しかし、メリハリ無制限プランでもシェアできるのは30GBが上限で物足りないです。
ワイモバイルの持ち運びWiFi
ワイモバイルは無制限に使えて4818円とそこそこ安いですが、UQ WiMAXと比較するとやはり高いです。
これに端末代の月賦300円×36回もかかり、月5000円台になります。
ワイモバイルは無制限で使えますが、無制限で使えるエリアが狭いのが最大のネックです。
やはりWiMAXの持ち運びWiFiが安い!
様々なキャリア回線の持ち運びWiFiを見てきましたが、やはりWiMAXが安いのが分かります。
UQ WiMAXなら無制限で使えて端末月賦込みで月額4873円です。
WiMAXプロバイダのGMOとくとくBBなら月額実質3872円ですからその安さは圧倒的です。
置くだけWiFi・光回線と持ち運びWiFiを比較!
ネット回線には持ち運びWiFiの他に、ソフトバンクエアーに代表される置くだけWiFiと光回線があります。それぞれ何が違うのか?を比較してみましょう。
置くだけWiFiは仕組みは同じだが用途が異なる
持ち運びWiFiルーターの比較対象としてよく挙がるのが置くだけWiFi(ホームルーター)です。
基本的にこの2つの仕組みは同じ。
WiFi電波をキャッチし、WiFiでPCやタブレットとネット接続します。
持ち運びWiFiルーターと置くだけWiFiには以下のような違いがあります。
持ち運びWiFi | 置くだけWiFi | |
電源 | バッテリー | コンセント |
使用できる場所 | 自宅、外出先 | 自宅のみ |
WiFi電波の強さ | 弱い | 強い |
同時接続台数 | 少ない(5台~16台前後) | 多い(20~64台前後) |
持ち運びWiFiはバッテリーなので外出先でも利用できます。
携帯性に優れていますが、その分、WiFi電波が弱くルーターと接続する端末を近くに置く必要があります。
また同時接続台数も少ないです。
置くだけWiFiはコンセントなので携帯は不可。
その分WiFIの出力が強く広く家の端末をカバーできます。同時接続台数も多め。
WiMAXなら持ち運びWiFiルーターも置くだけWiFiも選べます。
クラウドSIMには持ち運びWiFiルーターしかありません。
外出先でも使いたいなら持ち運びWiFi一択。
沢山の家族で回線を共用するなら置くだけWiFiの方が良いでしょう。
光回線と持ち運びWiFiルーターの比較
光回線と持ち運びWiFiの違いは以下の通りです。
持ち運びWiFiはWiMAXを例にとりました。
【光回線と持ち運びWiFiの比較】
光回線 | 持ち運びWiFiルーター (WiMAX) | |
通信速度 | 最大1Mbps~2Mbps ※プランによる | 最大2.7Gbps ※端末による |
データ容量 | 上限なし | 上限なし |
月額料金 | マンション:4000円台前後 戸建て:5000円台前後 | 3000円台前後 |
工事 | 必要 | 不要 |
外出先での利用 | 不可 | 可能 |
導入までの日数 | 1~2週間 ※工事の日取りによる | 数日 |
持ち運びWiFiは工事が不要。更に外出先でも気軽に利用できるのが魅力です。
ネットで申し込むと即日発送してくれる所が多く導入スピードも持ち運びWiFiの方が速いです。
通信速度に関しては最大値ではいい勝負に見えますが、実測では光回線の方が高速な場合がほとんどです。
通信回線の安定性で選ぶなら光回線。
携帯性や導入スピードで選ぶならポケット型WiFiと言えます。
持ち運びWiFi契約~設定までの全手順
持ち運びWiFiの申し込みから利用開始までの手順をWiMAXプロバイダ「GMOとくとくBB」を例に解説します。
他の持ち運びWiFiの場合の場合もこの手順とおおよそ同じなので参考にしてください。
1、サイトにアクセスして「お申込みはこちら」をクリック
2、必要事項を入力して申し込み完了
GMOとくとくBBの場合は、持ち運びWiFiルーターと置くだけWiFiのどちらかを選べます。
3、数日後、持ち運びWiFiルーターが届く
持ち運びWiFiルーター、SIMカード、パンフレット類などが入っています。
このケースではSIMカードと持ち運びWiFiが別々で送られて来ています。
すでにSIMカードが端末に挿入された状態で送られてくる場合もあります。
4、SIMカードを端末に挿入して電源ON
同梱されたパンフレットなどに手順は書いてあります。
前述のとおり、SIMカードは最初から挿入されているケースもアリ。
5、SSIDをWiFi設定から探してパスワード入力で接続完了!
SSIDとはご自身の持ち運びWiFiが発する電波の名前のこと。英文字+数字で表されている場合が多いです。
ご自身の持ち運びWiFiのSSIDを接続したい端末のWiFi設定から探してパスワードを入力すれば接続が完了します。
SSIDとパスワードの確認方法は、同梱された説明書に書いてあります。
持ち運びWiFiのディスプレイで確認できるケースや、背面にシールで貼ってある場合もあります。
GMOとくとくBBの場合は、添付されたシール(持ち運びWiFiの背面に貼る用)とディスプレイでSSIDとパスワードを確認できます。
【持ち運びwifi】よくある質問
レンタルの持ち運びWiFiはある?
AiR-WiFi 、MUGEN WiFiといったクラウドSIM方式の持ち運びWiFiは無料レンタルです。
WiMAXの場合もプロバイダによってレンタルと端末の購入、2つのケースがあります。
置き型WiFi(ホームルーター)との違いは何?
置き型WiFiは正式名称をホームルーターと言います。仕組み的には持ち運びWiFiと同じで電波をキャッチし端末からWiFi電波を発して端末と接続します。
持ち運びWiFiとの最大の違いは電源がバッテリーではなくコンセントなので携帯ができない事です。
その代わりにホームルーターは発する電波の出力が大きいのが魅力です。電波の出力が大きいためホームルーターから離れた場所でも接続可能。同時に接続できる端末の数も多いです。
フリーWiFiとの違いは?
スマホ等の利用に便利なフリーWiFiは月額料金がかかりません。ただしセキュリティは万全とは言えません。持ち運びWiFiは端末が無料であってもスマホと同じように月額料金がかかりますが、セキュリティ面では安全です。
無制限で利用できる持ち運びWiFiでおすすめはどれ?
無制限で利用するならWiMAXが対応エリアも広く最もおすすめです。
楽天モバイルは無制限で使えるエリアがやや狭く、プラチナバンドに非対応ですがお住まいの地域がエリア内なら検討の価値があります。
【まとめ】持ち運びWiFiルーターのおすすめはコレ
今回は、様々なプロバイダから出ている持ち運びWiFiの比較をしました。
まとめると以下のとおりです。
持ち運びWiFiはモバイルWiFiルーターの事。外出先でもスイッチをONするだけで自分だけのWiFiスペースができあがります。無制限でハイクオリティな持ち運びWiFiを使いたいならWiMAXがおすすめです。
WiMAXの中でもGMOとくとくBBは端末代を含めて月額実質4122円と格安です。
持ち運びWiFiはご自身の用途に応じて最適なものを選びましょう。