自宅のWiFiの料金を節約するために楽天モバイルを使っている方は少なくありません。
楽天モバイルは月額3000円台で無制限に使えるため光回線より圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
結論をいうと、楽天モバイルは特に一人暮らしの方や家族の方の自宅WiFiにおすすめです。
方法は3つありますが、ケース別のおすすめは以下の通りです。
■楽天モバイルの自宅WiFi(メリット・デメリット)
メリット | デメリット | |
ポケット型WiFi | 端末代が1円 月額料金も安い 持ち運びできる | 4Gのみの対応 WiFiの届く範囲が狭い |
Rakuten Turbo (置くだけWiFi) | 5Gに対応で高速 WiFiが強く自宅をカバー | 月額料金・端末代が高め |
テザリング | 利用中の端末を使える どこでもWiFiを利用可能 | バッテリーが劣化しやすい スマホが劣化しやすい WiFiの届く範囲が狭い |
なお、テザリングはスマホのバッテリーを酷使するため自宅WiFiとしてはおすすめできません。
まず、5G対応で、スピード重視ならRakuten Turboが最適。
設置型のWiFiで通信速度、通信の安定性に優れています。
発生させるWiFi電波がひろいので、自宅じゅうをすっぽりWiFiスポットにできます。
一人暮らしなら、楽天モバイルのポケット型WiFiが自宅WiFiとして十分です。
現在、楽天モバイルではRakuten WiFi Pocketというポケット型WiFiを一括1円で購入できます。
参考Rakuten WiFi Pocket Platinum(プラチナム)1円キャンペーン
初期費用も1円(契約手数料なし)なので導入費用が安いのが一番の魅力です。
ただし出力するWiFi電波が弱いので、端末同士を近づける必要があるのがネックになります。
ここからは更に詳しく、楽天モバイルを自宅のWiFiとして利用するおすすめの方法を徹底解説します!
楽天モバイルは自宅のWiFiとしてコスパ最強の理由!
楽天モバイルは、月額料金が格安のため自宅のWiFiとしてコスパに優れています。
■楽天モバイルの月額料金
楽天モバイル 最強プラン | 家族割適応後 | |
~3GB | 1078円 | 968円 |
~20GB | 2178円 | 2068円 |
~無制限 | 3278円 | 3168円 |
ちなみに家族割を適応するとそれぞれ毎月110円割引になり、更に格安です。
3GB以下なら1078円ですが、楽天モバイルの一番の魅力はやはり、無制限にいくら使ても最大3278円以上かからない事です。
自宅のWiFiとして利用すると、動画視聴やオンラインゲームなどで大量のギガを消費します。
しかし、20ギガを超えた後は、いくら使っても3278円なので、楽天モバイルは自宅のWiFiとしてコスパに優れています。
光回線だと安い所でも戸建てで5000円前後、マンションだと4000円前後。
自宅のWiFiを楽天モバイルにするだけで、通信費がかなり節約できるのが魅力です。
特に戸建ての方なら自宅のWiFi環境を光回線から楽天モバイルに変えるだけで一気に2000円/月程度の節約になります。
通信費を毎月20000円節約できれば、12ヵ月で24000円ですから、かなりの金額が浮く計算です。
ここからは、実際に楽天モバイルを自宅のWiFiにする方法を見ていきましょう。
楽天モバイルを自宅のWiFiとして利用する3つの方法
楽天モバイルを自宅のWiFiとして利用するには以下の3つの方法が考えられます。
おすすめ順だとRakuten WiFi Pocket>Rakuten Turbo>テザリングの順です。
順番にみていきましょう。
楽天モバイルのポケット型WiFiを自宅WiFiとして利用
自宅のWiFiとして楽天モバイルを利用する場合のイチオシは、Rakuten WiFi Pocketというポケット型WiFiを利用する事です。
メリットは以下の通りです。
ポケット型WiFiを自宅WiFiとして利用するメリット
- 端末代がキャンペーンで1円しかかからない
- 工事不要
- 無制限に使えて最大3278円(家族割適応で3168円)
- 4G、プラチナバンド対応で通信速度は十分
- 持ち運べるので外出先でも使える
- 音声通話もOK
- 最大16台まで接続可能
まず、第一に端末代が1円しかかからないため、自宅WiFiの導入費用が1円で済みます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumという端末なのですが、通常価格が7980円のところ、キャンペーンで一括1円。
楽天モバイルは初期費用、契約手数料無料ですから、自宅のWiFiの導入に1円しかかかりません。
ちなみにこの端末は実際に手に入れてレビューしているので以下の記事も参考にしてみてください。
参考Rakuten WiFi Pocket Platinum(プラチナム)レビュー
この端末は楽天モバイルのプラチナバンドにも対応しています。
また、ポケット型WiFiですから工事不要。SIMカードを入れてスイッチを入れるだけで自宅のWiFi環境が完成するという手軽さです。
バッテリー内蔵ですから外出先に持っていけば、そこでもWiFiが利用できます。
連続通信時間は約10時間。
自宅WiFiとして使う場合は、バッテリーではなくUSBに電源コードをつないで使うのがおすすめです。
なお1円キャンペーンで契約する楽天モバイルのSIMはデータ専用SIMではなく音声SIMです。
どういう事かというと、楽天モバイルのポケット型WiFiで利用している間はデータ用としてか利用できませんが、SIMをスマホに入れると音声通信も可能です。
電話番号も付与されているので通常の電話として使うこともできます。
とはいえ、SIMをポケット型WiFiからスマホに入れ替える手間がありますから、あくまで緊急用と考えた方が良いでしょう。
いずれにせよ、Rakuten WiFi Pocket Platinum(楽天モバイルのポケット型WiFi)は自宅のWiFiに最適。
最大で16台まで接続可能な高性能な機種です。
ポケット型WiFiを自宅WiFiとして利用するデメリット
- 4Gしか対応していない
- 通信速度は必要最低限
- 部屋をまたいでの自宅WiFiが構築できない
楽天モバイルのポケット型WiFi、Rakuten WiFi Pocket Platinumは、4Gのみの対応です。
そのため5G対応エリア内だとしても4Gでしか接続できないのがデメリットです。
休日のお昼の計測で下り22Mbps、上り8.2Mbpsと十分な速度がでました。
YouTubeに必要な速度は、HD画質で5Mbps、標準画質なら1.1Mbps出ればOK。
NETFLIXでも高画質で5Mbps出れば視聴できますからこのくらいの速度が出れば実用使いには十分です。
動画視聴やSNS、ネット閲覧、ライトなオンライゲームなら問題ありません。
ただし、シビアな反応速度が求められるオンライゲームの場合は遅いと感じる可能性があります。
ちなみにどうしても5Gのポケット型WiFiで接続したいなら、市販の5G対応のポケット型WiFiを利用するのがおすすめです。
楽天モバイルの5GはBand n77(3.7GHz帯)ですから、それに対応したポケット型WiFi端末を使いましょう。
また、ポケット型WiFiの特性上、発生させるWiFi電波が弱いのがネックになります。
ポケット型WiFiは電波を受信し、WiFi環境を発生させる端末ですが、発生させるWiFi環境が弱いため、端末同士を近づける必要があります。
たとえば、異なる部屋にあるPCなどとの接続は苦手なので、部屋が沢山ある場合、自宅まるごとをWiFi環境にできません。
広い自宅全体をWiFi環境にするなら、次の「Rakuten Turbo 5G(ホームルーター)」の項目を参考にしてください。
とはいえ、ポケット型WiFiはワンルームなど狭い部屋なら自宅WiFiとして十分な性能を持ちます。
ですから特に一人暮らしや少人数の家族の方ならポケット型WiFiだけでWiFi環境をまかなう事が可能です。
楽天モバイルのポケット型WiFiを自宅WiFiとして利用した動画
こちらは実際に楽天モバイルのポケット型WiFiを自宅WiFiと使ってみた動画です。
無制限に使えて格安、快適そのものでした。
ただ、やはり家族で使うには、発生するWiFiの範囲が狭いため、不向きと言えます。
一人暮らしの方や家族の少ない方にはかなりおすすめ。
ちなみにこの時は楽天モバイルからホームルーターがまだ出ていなかったので他社のホームルーターに楽天のSIMを入れて検証しています。
現在は、Rakuten Turbo 5Gがあるので、次の項目で紹介しましょう。
楽天モバイルのホームルーター(Rakuten Turbo)を自宅WiFiとして利用
前述のポケット型WiFiも自宅WiFiとしておすすめですが、デメリットが幾つかありました。
ホームルーターであるRakuten Turbo(楽天ターボ)はそのデメリットを補うものです。
Rakuten Turboは楽天モバイルのホームルーターで、ポケット型WiFiがバッテリー駆動なのに対して、コンセントに差すことで電源を得ます。
ホームルーターとポケット型WiFiの違いは以下の通りです。
■ホームルーターとポケット型WiFiの違い
ホームルーター | ポケット型WiFi | |
WiFiの届く範囲 | 広い | 狭い |
電源 | コンセント | バッテリー |
外出先利用 | 不可 | 可能 |
どちらも工事不要ですが、ホームルーターはWiFiの届く範囲が広く、自宅のWiFi環境を広く構築する事が可能です。
例えば、部屋をまたいで、階をまたいでの端末の接続が可能。
WiFiの出力が高い代わりに電源は、コンセントであるため外出先での利用はできません。
ちなみにホームルーターに関しては以下の記事でも解説しています。
参考無制限の置くだけWiFi(ホームルーター)で安いおすすめはコレ!
Rakuten Turbo(ホームルーター)を自宅WiFiとして利用するメリット
- 工事不要
- 4Gだけでなく5Gに対応
- 発生するWiFiエリアが広い
- 最大128台まで接続可能
工事不要で、届いたらコンセントにさすだけで自宅のWiFi環境が構築可能なのがメリット。
ポケット型WiFiは4Gのみ対応でしたが、Rakuten Turboは5Gにも対応しているため、通信速度が高速です。
Rakuten Turbo | Rakuten WiFi Pocket Platinum | |
対応電波 | 4G、5G | 4Gのみ |
最大通信速度 | 下り:2.1Gbps 上り:218Mbps | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
最大接続台数 | 128台 | 16台 |
WiFiの届く範囲 | 最大200m | 最大20m |
特に下り最大速度は2.1Gbps(2100Mbps)とRakuten WiFi Pocket Platinumの10倍以上の速度を誇ります。
もちろん最大値で実測ではここまで出ませんが、楽天モバイルで高速通信をしたいなら、Rakuten Turboがおすすめになります。
最大接続台数は128台、WiFiの出力が大きいため自宅のほとんどをカバーする事が可能になります。
WiFi6に対応しているため複数のデバイスの同時接続が安定的なのも魅力。
リモートでのWeb会議などに利用する方にもRakuten Turboは最適と言えます。
楽天モバイルの5G対応エリアは急速に拡大中ですが、Rakuten Turboを契約する前にチェックしておきましょう。
■5G対応エリアの例
ピンクが4G、グリーンが5Gです。
まだ5Gエリア外の方も数年後には対応エリア内になる可能性が高いです。
現在、楽天モバイルは期間限定でRakuten Turboが最初の6ヵ月無料なのでチェックしておきましょう。
Rakuten Turbo(ホームルーター)を自宅WiFiとして利用するデメリット
- 月額料金が通常のプランより高め
- 端末代金がかかる
- 持ち運びできない
Rakuten Turboを自宅のWiFiとして利用するデメリットは上記の3つです。
まず、月額料金と端末代金をみてみましょう。
■Rakuten Turboの月額料金比較
Rakuten Turbo | Rakuten WiFi Pocket Platinum | |
月額料金 | 無制限:4840円 最初の6ヵ月無料 | 3GBまで:1078円 20GBまで:2178円 ~無制限:3278円 |
端末代 | 48回払い:866円/回 24回払い:1732円/回 一括:41580円 | 1円 |
Rakuten Turboの月額料金は無制限に使えて4840円。
一般的には安い料金と言えますが、楽天モバイルのポケット型WiFi、Rakuten WiFi Pocket Platinumが最大3278円で利用できる事を考えると割高といえます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumは使わない月は安くなる上に、家族割適応なら更に110円安くなります。
対して、Rakuten Turboは従量課金制ではなく、4840円の定額。家族割も対象外です。
また、Rakuten Turboの端末代が別途かかるのもデメリット。
Rakuten Turboは5Gに対応しており、自宅のWiFiに最適な端末ですが、一括で41580円かかります。
Rakuten Turboは自宅全体をWiFi環境にできる端末ですが、端末代が高めなのが残念な点です。
ただ、気軽にハイスペックな自宅WiFiを導入したいならRakuten Turboは選択肢としてアリです。
また前述のとおり、Rakuten TurboはWiFiが強い分、電源がコンセントなので持ち運びは不可です。
自宅のWiFi以外で外出先でも利用したい場合は、ポケット型WiFiの方がおすすめです。
楽天モバイルのテザリングを自宅WiFiとして利用
テザリングはスマホを利用して他の端末のネット回線を接続する方法です。
スマホからWiFi電波を出して、そのWiFi電波で他の端末をネット接続します。
テザリングを自宅WiFiとして利用するメリット
- スマホ一台でOK
- 申し込み、追加料金不要
- 4Gだけでなく5Gに対応
- 外出先でも利用可能
テザリングを自宅のWiFiとして利用するメリットは、現在お手持ちのスマホが自宅のWiFi端末になるという点です。
つまり、ポケット型WiFiやホームルーターなど、新しい端末が不要なのがメリット。
プランはスマホで契約している楽天最強プランと同じです。
楽天モバイルの場合、追加料金も申し込みも不要で、テザリングができます。
スマホ端末が5Gに対応していれば、5Gでのテザリングが可能なため通信も高速です。
スマホ一つあればOKなので、もちろん、外出先での利用もできます。
テザリングを自宅WiFiとして利用するデメリット
- バッテリーの減りが早い
- ヘビーに使うとバッテリーが劣化する
- 通話中は通信速度が遅くなる
- WiFiの範囲が狭い
- 同時接続数可能台数が少ない
テザリングを自宅のWiFiとして利用するデメリットはこの3つです。
テザリングはスマホをWiFi端末として利用しますから、バッテリーの消費が速くなります。
さらに、ヘビーに使うとバッテリーの劣化が早まるリスクもあります。
バッテリーの劣化はスマホの寿命に関わってくるので、自宅のWiFiとしてヘビーに使うなら、専用機であるポケット型WiFiやホームルーターがやはりおすすめです。
また、すべてのスマホではないですが、通話中はテザリングでの通信速度が遅くなる場合があります。
オンライン会議などの途中での通話は控えた方が無難です。
テザリングのWiFiの届く範囲が狭いのもデメリットの一つ。
テザリングしているスマホに接続する端末は近くに置くか、USBでのテザリングがおすすめです。
専用端末ではないので、同時接続は数台が限度と考えておきましょう。
楽天ひかりを自宅のWiFiにするのもアリ
楽天モバイルを自宅のWiFiにする方法を見てきました。
楽天の光回線である楽天ひかりも月額料金が安い上に、楽天モバイル利用者への特典があるのでおすすめです。
■楽天ひかり
月額料金 | マンション:4180円 戸建:5280円 |
工事費 | マンション:11660円~22000円 戸建て:11660円~22000円 |
特典 | 楽天モバイルとセット契約で ポイント還元7倍 |
キャンペーン | 6ヵ月0円 |
特にマンションなら月額4180円とリーズナブル。
楽天モバイルとのセット割はありませんが、楽天市場の買物でのポイント還元が7倍になるのが大きな魅力です。
楽天ひかりはセット割がない代わりに素の月額料金が安いのでかなりおすすめです。
フレッツ光回線なので通信クオリティが高いのも特徴。
IPv6に対応しているため通信速度も高速です。
楽天モバイルの自宅のWiFiよくある質問
ここでは楽天モバイルを自宅のWiFiで利用する際によくある質問をまとめました。
楽天モバイルは自宅のWiFiとして利用できる?
楽天モバイルは無制限で使える上に月額料金が安いため自宅のWiFiとして最適です。
楽天モバイルは無制限なの?
楽天モバイルは無制限に使えて月額3278円です。使わない月は安くなるため自宅のWiFiに最適です。
自宅のWiFiとしておすすめの方法はどれ?
楽天モバイルを自宅のWiFiとして利用する方法にはそれぞれメリット、デメリットがあります。最もおすすめなのはポケット型WiFiで、端末代が1円で手に入るため初期費用がかからないのがメリットです。また楽天モバイルのホームルーター、Rakuten Turboは多人数の家族で使う場合におすすめです。
テザリングだけでルーターは不要?
楽天モバイルはテザリングが申し込み不要、無料で利用できます。ただし、テザリングはスマホのバッテリーへの負荷がかかるためヘビーに利用するとスマホの寿命を短くしてしまいます。ライトに使う分にはテザリングで十分ですが、自宅のWiFiとしてヘビーに利用するならポケット型WiFiやホームルーターを使うのがおすすめです。
【まとめ】楽天モバイルを自宅のWiFiを使う
今回は楽天モバイルの自宅WiFiについて特集しました。
まとめると以下の通りです。
特に楽天モバイルのポケット型WiFi、Rakuten WiFi Pocketは端末代が1円なので、導入費用がほとんどかからないのが魅力です。
その分、4Gのみの対応ですが、必要十分な通信速度が期待できます。
楽天モバイルの5G回線を使いたい方や戸建ての自宅をWiFi環境にしたい方は、ホームルーターのRakuten Turboという選択肢もおすすめです。
端末代がやや高いですが、自宅全体をWiFi環境にできる高性能なホームルーターなので安定した高速回線が利用できます。