LINEMOへ乗り換える際は手続きするタイミングが重要です。
タイミングを誤ると、乗り換え元とLINEMOの月額料金が同時に請求されて損する可能性があります。
細かい乗り換えタイミングはキャリアや格安SIMによって異なりますが、基本的には「締め日の直前」に乗り換えるのがおすすめです。
本記事ではLINEMOへ乗り換えるのにおすすめのタイミングと、乗り換え時の注意点を解説します。
「LINEMOに乗り換えたいけどタイミングが分からない」という人は、ぜひ参考にしてください。
LINEMOへ乗り換えのタイミングのおすすめはいつ?
結論を言うと、他社からLINEMOへ乗り換えるおすすめタイミングは「乗り換え元の締め日の1週間~10日前」です。
LINEMOは初月の料金が日割りされるため、どのタイミングで契約しても問題ありません。
乗り換え元で損しないタイミングで移行するようにしましょう。
LINEMOの初月料金や、キャリア別の乗り換えタイミングをもう少し詳しく解説していきます。
LINEMOは初月料金が日割りされるので、乗り換え元に合わせればOK
LINEMOは初月料金が日割りされます。
月額基本料はもちろん、通話定額や留守電パックなどのオプション料金も日割りの対象です。
例えば9月15日にLINEMOのベストプランを契約した場合、9月15~30日の16日分だけ料金を請求されます。
例:LINEMOのベストプランを契約
- 9月1日に契約した場合:月額990円(日割りなし)
- 9月15日に契約した場合:月額990円÷30日×16日(15~30日分)=528円
- 9月20日に契約した場合:月額990円÷30日×11日(20~30日分)=363円
LINEMOの初月料金は気にせず、乗り換え元で損しないタイミングに合わせればOKです。
月額料金は日割りされますが、データ容量は日割りされません。
ミニプランなら3GB、スマホプランなら20GBのデータ容量が初月から利用できます。
LINEMOはデータ繰り越しに対応していないため、月末に余ったデータ容量は破棄される点に注意してください。
LINEMOの初月料金が日割りされることを考えると、乗り換えタイミングは大きく3つに分類できます。
LINEMOへの乗り換えタイミング
- ソフトバンクから乗り換え:締め日の1週間~10日前
- ドコモ・au・楽天モバイルから乗りかえ:月末
- その他の格安SIMから乗りかえ:月末(一部例外あり)
それぞれのパターンについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換えるタイミング
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換えるおすすめのタイミングは締め日の1週間~10日前です。
ソフトバンクは解約月の月額料金が日割りされません。
例えばソフトバンクのメリハリ無制限の月額料金は7,315円です。
解約月は日割りされないため、解約するタイミングにかかわらず7,315円の月額料金がかかります。
一方、LINEMOは初月の料金が日割りされるため、月末に契約するほどお得です。
他のキャリアと違い、ソフトバンクは締め日が10日・20日・末日の3種類あり、ユーザーによって異なります。
各締め日の1週間~10日前くらいに乗り換えるのがおすすめです。
締め日別のおすすめ乗り換えタイミング
- 締め日が10日の人:1~3日
- 締め日が20日の人:10~13日
- 締め日が末日の人:20~23日
ソフトバンクの締め日はMy SoftBankから確認できます。
- My SoftBankにログインする
- 各月の請求合計金額の下にある「支払い方法を確認する」を押す
- 「請求締め日」から締め日を確認する
自分の締め日を把握していない人は事前にチェックしておきましょう。
なお、LINEMOではソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルから乗り換えると初月の月額料金が無料になるキャンペーンが実施中です。
本キャンペーンを利用できればLINEMOの初月料金が無料になるので、どのタイミングで乗り換えても問題ありません。
ドコモ・au・楽天モバイルからLINEMOへ乗り換えるタイミング
ドコモ、au、楽天モバイルからLINEMOへ乗り換える場合は月末がおすすめです。
いずれも締め日が月末かつ解約月の月額料金が日割りされないため、月末にLINEMOへ乗り換えれば無駄がありません。
少し注意が必要なのが楽天モバイルです。
楽天モバイルは利用したデータ容量に応じて月額料金が決まります。
利用したデータ容量 | 月額料金 |
3GB未満 | 1,078円 |
3GB以上~20GB未満 | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
基本的には月末の解約がおすすめですが、データ使用量が「3GBまたは20GBを超える直前」に乗り換えてもOKです。
例えば10月15日の時点で2.5GB利用している場合、月末に解約すると3GBを超えて月額料金が2,178円になる可能性があります。
3GB未満で解約できれば1,078円で済むので、月末より少し早めに解約しても良いでしょう。
ドコモの格安プランであるahamo、およびauの格安プランであるpovo2.0も解約月の料金が日割りされません。
ahamoは月末に解約するのがおすすめです。
povo2.0は月額基本料金が無料で、トッピングを利用した時だけトッピング料がかかります。
データトッピングは有効期限が決まっているので、有効期限が切れる直前に解約すると良いでしょう。
毎月定額で料金が発生する通話オプションを利用している場合は月末解約でOKです。
その他の格安SIMからLINEMOへ乗換えるタイミング
その他の格安SIMからLINEMOへ乗り換えるのも、基本的には月末がおすすめです。
大手キャリア同様、ほとんどの格安SIMは解約月の料金が日割りされません。
解約月の月額料金が日割りされない主な格安SIM
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- NUROモバイル
- NifMo
- OCNモバイルONE
- UQモバイル(5Gプラン)
- イオンモバイル
- ワイモバイル
上記のような格安SIMからLINEMOへ乗り換える場合は、月末に手続きすると無駄がありません。
ただし、mineoやUQモバイルの4Gプランなど一部の格安SIMは解約月の料金が日割りされます。
解約月の月額料金が日割りされる場合はいつ申し込んでもOKです。
LINEMOへ乗り換えるタイミングの注意点
LINEMOへタイミング良く乗り換えたいときは以下の2点に注意してください。
ギリギリで乗り換えると翌月解約になる可能性がある
LINEMOへ乗り換えるのは月末(ソフトバンクは締め日前)がおすすめですが、期限ギリギリに手続きするのは避けましょう。
LINEMOは申し込んでから最短翌日に利用開始できますが、これは申し込みがスムーズにいった場合です。
申し込みが混雑したり、審査に時間がかかったりすると1週間前後かかることがあります。
月末ギリギリで乗り換えると手続きに時間がかかり、解約が翌月にずれ込む可能性が高くなるでしょう。
解約が翌月にずれ込むと、乗り換え元の月額料金1ヶ月分に加えてLINEMOの初月料金もほぼ満額請求されます。
例えばソフトバンク(メリハリ無制限)からLINEMOのスマホプランへ乗り換えるとしましょう。
例:ソフトバンク(締め日が月末)からLINEMOへ乗り換え
- 月末に乗り換え:7,315円+2,728円÷31日×1日=7,403円
- 翌月1日に乗り換え:7,315円+2,728円=10,043円
※計算しやすくするために1ヶ月=31日で算出しています。
月末ちょうどに乗り換えられれば、LINEMOの月額料金は1日分しかかかりません。
しかし、手続きに時間がかかって翌月1日の乗り換えになると、ソフトバンクとLINEMOの月額料金が同時に満額請求されます。
LINEMOへ乗り換える際は、ギリギリではなく少し余裕を持って月末の1週間~10日ほど前に手続きするのがおすすめです。
店舗での即日乗り換えは不可
LINEMOは店舗での即日乗り換えには対応していません。
オンライン専用プランなので、申し込み手続きもオンラインのみです。
ソフトバンクショップや家電量販店などでは取り扱われていません。
SIMカードで申し込む場合は郵送されるのを待つ必要があります。
LINEMOは物理的なSIMカードなしで利用できる「eSIM」に対応しています。
eSIMなら最短で申し込みから20分ほどで開通可能です。
万が一、申し込むのが月末ギリギリになっても、eSIMなら間に合う可能性があります。
LINEMOを即日開通したい人は、eSIMでの乗り換えを検討してみてください。
他社からLINEMOへ乗り換える手順
他社からLINEMOへ乗り換える手順は以下の通りです。
他社からLINEMOへ乗り換える手順
- MNP予約番号を取得する
- 取得したMNP予約番号を使ってLINEMOを申し込む
- LINEMOの開通手続きを実施する
- APN設定をする(Androidスマホのみ)
MNPを利用すると、他社で使っている電話番号をそのままLINEMOに引き継げます。
電話番号を変えたくない場合は利用中の携帯電話会社からMNP予約番号を取得し、MNPでLINEMOへ乗り換えてください。
ソフトバンク・ワイモバイルから乗り換える場合はMNP予約番号が不要です。
また、「MNPワンストップ」に対応する大手キャリアや格安SIMから乗り換える場合も、MNP予約番号を取得する必要がありません。
MNPワンストップ対象の事業者
- ドコモ / ahamo
- au / povo2.0 / UQモバイル
- LINEモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- 日本通信SIM / b-mobile
- mineo
上記の事業者からLINEMOへ乗り換える場合は、MNP予約番号を取得せず直接LINEMOを申し込んでください。
LINEMOへの申し込みが完了し、SIMカードを受け取ったら回線切り替えが必要です。
回線を切り替えて、LINEMO回線で通信を開始した日がLINEMOの契約開始日になります。
SIMカードを月末に受け取っても、回線を切り替えずに月を跨ぐと乗り換え日も翌月になるので注意しましょう。
LINEMOへの乗り換え手順については、こちらの記事も参考にしてください。
LINEMOから他社へ乗り換えるタイミングは月末がおすすめ
LINEMOから乗り換えるタイミングは月末がおすすめです。
他のキャリア同様、LINEMOも解約月の月額料金が日割りされません。
いつ解約しても月額料金が満額請求されます。
一方、大手キャリアや格安SIMの多くは初月の月額料金が日割りされます。
楽天モバイルは初月の料金が日割りされませんが、利用したデータ容量が少なければ月額料金が安くなります。
出来る限り月末に乗り換えて、データ使用量を抑えるのがおすすめです。
LINEMOから他社へ乗り換える場合は、My MenuからMNP予約番号を取得しましょう。
- My Menuにログインし、トップ画面の「ご契約内容をみる」を押す
- 画面を下にスクロールし「MNP予約関連手続き」を押す
- SMSに届くセキュリティ番号を入力して本人確認を実施する
- 「MNP予約番号の発行」にチェックを入れ「次へ」を押す
- 転出時にかかる費用を確認し「次へ」を押す
- 注意事項を読み「次へ」を押す
- アンケートに回答し「次へ」を押す
- 最終確認画面になるので、問題がなければ「申込」を押す
取得したMNP予約番号を利用し、他社を申し込んでください。
他社回線の開通手続きが終わり次第、LINEMOは自動解約です。
開通手続きが遅れると、解約が翌月にずれ込む可能性があります。
月末ギリギリではなく、余裕を持って月末の1週間~10日前に乗り換えるのがおすすめです。
LINEMOはMNPワンストップに対応しています。
同じくMNPワンストップに対応するドコモやau、楽天モバイルなどであれば、MNP予約番号を取得せず直接申し込んでもOKです。
なお、LINEMOではオプション料も原則日割りされません。
ただし、端末保証オプションの「持込端末保証 with AppleCare Services」と「持込端末保証」のみ、オプション料が日割りされます。
LIENMOの乗り換えタイミングに関するよくある質問
LINEMOの乗り換えタイミングに関するよくある質問をまとめました。
LINEMOの初期費用は?
LINEMOでは事務手数料やSIM発行手数料などの初期費用はすべて無料です。
無駄な手数料は一切かかりません。
LINEMOの初月に発生する料金は以下の通りです。
料金 | 金額 |
月額料金 | ベストプラン:990円~ ベストプランV:2970円~ ※どちらも日割りあり |
オプション料 | オプションによる ※いずれも日割りあり |
通話料 | 22円/30秒(日割りなし) |
ユニバーサルサービス料 | 2.2~3.3円(日割りなし) |
電話リレーサービス料 | 0~1円(日割りなし) |
月額料金とオプション料は日割りされます。
そのため、月末に乗り換えればLINEMOの初月料金はほとんどかかりません。
LINEMOを申し込んでから利用できるまでどれくらいかかる?
LINEMOを申し込んでから利用できるまでの時間はSIMカードだと最短2日、eSIMだと最短20分です。
SIMカードの場合は15時までに審査が完了すると最短当日に発送され、早ければ翌日に利用開始できます。
LINEMOのSIMカードが発送されると、登録メールアドレスに配送伝票番号が届きます。
佐川急便のホームページで配送伝票番号を入力すれば、SIMカードの配送状況を確認可能です。
eSIMの場合はSIMカードの到着を待つ必要がありません。
審査完了後、初期設定を済ませれば最短20分で利用開始できます。
eSIM対応端末を持っていてとにかく早く利用開始したい人は、eSIMを利用するのがおすすめです。
他社からLINEMOへ乗り換える際にかかる費用は?
他社からLINEMOへ乗り換える際は以下の費用がかかる可能性があります。
他社からLINEMOへ乗り換える際にかかる費用
- 解約月の月額料金
- 違約金
- 端末の分割代(分割払いが終わっていない場合)
すでに解説した通り、ほとんどのキャリア・格安SIMは解約月の料金が日割りされません。
解約月は月額料金が満額請求されるので、出来る限り月末に乗り換えるのがおすすめです。
その他にかかる費用としては違約金と端末の分割代があります。
大手3キャリアとその格安プランは違約金がかかりません。
その他の格安SIMも、主要なところは違約金が無料になっています。
端末を分割で購入し、支払いが終わっていない場合はLINEMOへ乗り換え後も分割払いが続きます。
LINEMOへ乗り換えたからといって分割払いが免除されるわけではありません。
キャリアや格安SIMによっては一括払いへの変更が可能です。
分割払いから一括払いへ変更したい場合は、各事業者のショップやサポートへ問い合わせてみましょう。
LINEMOを解約する際の費用は?
LINEMOを解約する際にかかるのは解約月の利用料金(通話料含む)とオプション料のみです。
契約期間の縛りがないため、違約金やMNP転出手数料などの解約費用は一切かかりません。
ただし、解約月の月額料金やオプション料は原則日割りされず、満額請求されます。
他社へ乗り換える際は、できる限り月末に乗り換えましょう。
LINEMOの乗り換えタイミングまとめ
大手キャリアやほとんどの格安SIMは解約月の料金が日割りされません。
反対に、LINEMOの初月料金は日割りされます。
そのため、他社からLINEMOへ乗り換える際は基本的に月末がおすすめです。
ソフトバンクは締め日が3つあるため、予め締め日がいつかを確認しておきましょう。
ただし、月末(締め日)の直前に乗り換えようとすると、手続きに時間がかかって翌月にずれ込む可能性があります。
念のため、ギリギリではなく月末の1週間~10日ほど前に乗り換えましょう。