LINEMOは月の途中にデータが余った場合も次月に繰り越すことはできません。しかし、それを上回るメリットがあるので大人気になっています。
今回はINEMOでデータが足りなくなった場合の対処法、余ったらどうすべきか?更に他社の格安プランでは繰り越しができるのかを徹底解説します。
LINEMOは繰り越しができなくても他社よりお得な理由
LINEMOは繰り越しもシェアもできません。しかし、データ量がお得になるポイントがあります。
まずはLINEMOのプランの詳細を見てみましょう。
ベストプラン | ベストプランV | |
月額料金 | ~3GB:990円 ~10GB:2090円 | ~20GB:2970円 ~30GB:3960円 ※5分かけ放題付き |
特徴 | LINEのデータ消費ノーカウント | |
データ超過後速度 | 最大300Kbps ※15GBまで | 最大1Mbps ※45GBまで |
LINEMOにはデータ繰り越しがなくても大きなメリットが2つあります。
1、月のデータ量超過後も最大1Mbpsの速度が出る
LINEMOの20GB以上プラン(ベストプランV)は月のデータ量を消費した後も1Mbpsの通信速度が出ます。
ちなみに大手キャリアの場合、データ量上限を超えると128kbps。これはウェブサイト閲覧すら困難な速度です。
LINEMOの20GB以上プランの低速状態である1MbpsはSNS、メールはもちろんサイト閲覧、更にはYouTubeを標準画質で視聴可能なレベルです。
3GB以上のプラン(ベストプラン)の場合は、データ量超過後は最大300Kbps。最大300KbpsはSNS、メール、ウェブサイト閲覧なら何とか可能な速度。
YouTubeの動画は難しいですがキャリア回線の通信制限のように完全に利用できないほどの低速ではありません。
通信制限になってもそこそこ使えるため前月のデータの繰り越しがなくても満足という方は多いです。
特にデータ量上限に達した後もSNSが使えるのは大きな魅力と言えます。
2、LINEで消費したデータ量がカウントされない
LINEMOはLINEのデータ消費がカウントされません。
そのためLINEでのデータ使用量が多い方はかなりの節約になります。
LINEのトークはもちろん、LINE通話やビデオ通話でのデータ消費も無料です。
そのためデータ量が月の上限に達した後もLINEは通常通りに利用できるのです。
- 各タブトップの表示
- 音声通話・ビデオ通話の利用
- トークの利用(テキスト・音声メッセージ)
- トークの利用(スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信)
- トークのみんなで見る機能による画面シェア
- 各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集
- LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア
- ディスカバー(写真・動画)の表示
- ウォレットタブのLINE Payの利用
- ウォレットタブのLINE家計簿の利用
- 設定および各項目の表示・編集
- 友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加
- プロフィールの表示・編集・投稿
- 検索の利用
更にLINEMOの通話をフル活用すればデータ量だけでなく通話料も節約できます。
友人同士や家族との通話をLINE通話に変えてしまえば通話料を大幅に削減することが可能です。
特に音声通話・ビデオ通話が無料なのはLINEMOの大きなメリットです。
途中でデータが足りなくなったらチャージ可能!
前述のとおりLINEMOは月のデータ上限を超過した後の低速状態でもインターネットのコンテンツを楽しめます。
しかし、低速状態では、できる事は限られますし、コンテンツの読み込み時間がストレスになる事もあります。
低速状態を通常の速度に戻したいならデータのチャージを利用しましょう。
LINEMOはデータを1GB:550円で購入できます。
チャージ料金には割高感はありますが低速状態を戻したい時に重宝するシステムです。
オートチャージ機能もあり、データを使い切ると自動で追加可能。
データの購入、オートチャージ機能のON/OFFはLINEMOのアプリや会員サイトから簡単に申し込みできます。
LINEMOのデータチャージの手順
- MyMenuへログイン
- 「チャージする(予約購入)」→「申し込む」をタップ
- チャージ完了
反映まで最大6分程度とスピーディ。オートチャージもMyMenuから設定可能です。
楽天モバイルなら使った分だけ課金で繰り越しも不要
LINEMOのデータ量を余らしてしまう場合は、従量課金制(使った分だけ料金が発生)の楽天モバイルがおすすめです。
【LINEMOと楽天モバイルの比較】
LINEMO | 楽天モバイル | |
月額料金 | 3GB:990円 20GB:2729円 | 3GBまで:1078円 20GBまで:2178円 20GB~無制限:3278円 |
3GBなら楽天モバイルがやや高いですが、20GBなら楽天モバイルの方が安いのが分かります。
楽天モバイルは使った分だけ料金がかかる仕組みなのででデータ量が余らず繰り越しの必要もありません。
更にデータ量無制限で利用できます。
最大限に使っても3278円/月と格安なため大人気になっています。
楽天モバイルは楽天モバイルエリア内の方はもちろんエリア外も無制限なのでおすすめの格安回線です。
\月額990円~最大3,278円!使った分だけ/
人口カバー率も99.9%と広がり繋がりやすい回線としてもおすすめです。
LINEMOでデータが余る場合の対処法
LINEMOはデータが余っても次月に繰り越すことはできません。
データを使い切らない状態が続いてデータがどうしても余る場合の対処法は以下の通りです。
ベストプランV(20GB以上)の場合
LINEMOのベストプランVは20GBまで2970円、超過後、30GBまで3960円の二段階制です。
毎月データを余らせてしまう方は小容量のベストプラン(3~10GB)への変更を検討しましょう。
ベストプランV→ベストプランへの変更はもちろんベストプラン→ベストプランVへの変更もオンラインで簡単にできます。
契約したプランのデータ量に不満がある場合は、プラン変更してご自身に最適なものに変えるのがおすすめです。
LINEMOのプラン変更の手順
- My Menuへログイン
- 「ミニプラン」、または「スマホプラン」をタップ
- 「お手続き内容をあとで確認する方法」で「WEB(My Menu)で確認する」または「書面(ご契約住所に郵送)で確認する」を選ぶ
- 「注意事項」を確認→「変更内容を確認する」をタップ
- 「大切なお知らせ」を確認→「変更をつづける」をタップ
- プラン変更内容を確認→「同意する」にチェック→「申し込み」でプラン変更完了
LINEMOのミニプラン(3GB)の場合
ベストプラン(3GB)の場合は、これ以上容量が少ないプランがLINEMOにはないため対処する方法がありません。
データ繰り越しのある他社への乗り換えを検討してみましょう。
LINEMOから繰り越しがある他社へ乗り換える
LINEMOは3GBと20GBの二つしかプランがないため、プラン変更だけではデータが無駄になる可能性もあります。
その際は、データ繰り越しがある他社への乗換えを検討してみましょう。
1、ワイモバイルならデータ繰り越しに対応!
LINEMOのライバルであるahamo、povo、楽天モバイルはデータ繰り越しができません。
しかし、LINEMOと同じソフトバンクが運営するワイモバイルならデータ繰り越しが可能です。
それぞれのプランを比較してみましょう。
データ量 | 月額料金 | |
■LINEMO ※データ繰り越し不可 | ||
ベストプラン | 3GBまで:990円 10GBまで:2090円 | |
ベストプランV | 20GBまで:2970円 30GBまで:3960円 ※5分かけ放題付き | |
■ワイモバイル ※データ繰り越し可能 | ||
S | 4GB | 1078円 (割引前:2365円) |
M | 20GB | 2178円 (割引前:4015円) ※1GB以下:1078円 |
L | 30GB | 3278円 (割引前:5115円) |
ワイモバイルは家族割か光回線のセット割を適応することで安くなるのが特徴です。
参考LINEMOは家族割にカウントされる?ソフトバンクから乗り換えについて
月額料金の単純な比較だとLINEMOのシンプルな安さはやはり魅力的。
20GBだとLINEMOの方が高く見えますが、20GB以上のベストプランVにはあらかじめ5分かけ放題が付いています。
2、IIJmioならデータ繰り越しに対応でLINEMOより安い
データ繰り越しや家族間のデータシェアがしたいならIIJmioがおすすめです。
データ容量 | LINEMO | IIJmio |
2GB | 850円 | |
3GB | 990円 | |
5GB | 990円 | |
10GB | 2090円 | 1500円 |
15GB | 1800円 | |
20GB | 2970円 ※5分かけ放題付き | 2000円 |
30GB | 3960円 ※5分かけ放題付き | 2700円 |
40GB | 3300円 | |
50GB | 3900円 |
月額料金のすべてにおいてLINEMOよりIIJmioの方が安いことが分かります。
更にIIJmioは繰り越しだけでなくデータシェアにも対応しています。
ただしIIJmioは、LINEMOと違って格安SIMであるため混雑時間帯の通信速度は遅めなので注意です。
また、通信制限後の速度もLINEMOより厳しいですが、余ったデータを次月に回せるのは大きな魅力です。
LINEMOから他社に乗り換える2つの注意点
繰り越しがなく、データが余ってしまうなどの理由でLINEMOから他社へ乗り換える場合、以下のような注意点があります。
1、LINEギガフリーがなくなる
LINEMOをやめて他社へ乗り換えるとLINEMOの特長であるLINEギガフリーがなくなります。
LINEのデータ量がカウントされるようになるので、LINEを沢山使う方はLINEMOを利用していた時よりもデータ量が大きくなるので注意が必要です。
特にLINE通話やビデオ通話を沢山利用していた方は、LINEMO利用時よりもひと月のデータ量が大きくなる場合があります。
2、通信回線が遅くなる
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドのためソフトバンクと同等の通信速度なのが魅力です。
格安SIMではないため通信回線が高速なのです。
繰り越し機能がある携帯会社の多くは格安SIMです。格安SIM(MVNO)は通信速度がキャリア回線に劣ります。またお昼や混雑時間帯に通信速度が遅くなることも覚悟する必要があります。
LINEMOのデータ繰り越しに関するよくある質問
ここでLINEMOの繰り越しについてよくある質問をまとめておきます。
LINEMOはデータの繰り越しはできる?
LINEMOはスマホプラン、ミニプランともに次月へのデータ繰り越しはできません。
データのシェアにも非対応です。
LINEMOのデータが余ったらどうしたらいい?
データが余る場合は次月よりプラン変更するのがおすすめです。
20GB以上のベストプランVの方なら3GB~10GBのベストプランへの変更することでデータ量を余らせることの対策になります。
LINEMO以外でデータ繰り越しができるのは?
ワイモバイルなら翌月のデータ繰り越しに対応しているのでおすすめです。
ワイモバイルはLINEMOと同じソフトバンクグループなので、ソフトバンク回線の方は乗り換えが容易です。
月の途中でデータ量が足りなくなった場合は?
1GBあたり550円でデータをチャージできます。
またデータ上限に達した後の低速状態でもLINEMOは全く使えなくなるわけではありません。低速状態であってもベストプランVなら最大1Mbps(~45GBまで)、ベストプランは最大300Kbps(~15GBまで)の速度が出ます。
更にLINEMOはLINEのデータ消費がカウントされないため、上限に達した後もLINEは通常通り利用できます。
他社の格安プランであるahamo、povoは繰り越しに対応している?
ahamoもpovoもデータ繰り越しに対応していません。
【まとめ】LINEMOはデータ繰り越し不可だがシンプルに安い
LINEMOはデータの繰り越しに対応していません。
また、容量シェアにも非対応です。
その代わりデータ上限に達した後も低速状態になり、そこそこ使えるのが魅力です。
ベストプランなら300kbps(~15GBまで)、ベストプランVなら1Mbps(~45GBまで)の低速状態で、全く使えなくなるわけではありません。
また、LINEのデータ消費がカウントされない「LINEギガフリー」を賢く利用すればデータ消費を節約することも可能。
月途中でデータ上限に達した後の低速状態でも1Mbps(20GBプランの場合)とそこそこの速度が出るのも魅力です。
更にデータを1GBあたり550円で追加購入もできます。
LINEMOには2つのプランがあるので、ご自身の利用するデータ量に合ったプランを選べば繰り越しがなくても十分お得に通信回線を使えます。
どちらもプランも容量には限りがあるので、消費データ量はMyMenuからマメにチェックしましょう。